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2013-09-05 「その時 江端家が動いた」

江端家のパソコンの話題の続きです。

Microsoft社が、来年の4月にWindowsXPのサポートを停止することを、昨夜家族に説明しました。

嫁さん:「で、サポートが停止されると、どうなるの」

江端:「サポートの停止後、ウイルスに感染したり、インターネットから攻撃を受けてパソコン(のデータ)を破壊されたり、あるいはパソコンから個人情報を盗まれる可能性が、格段に上がる」

嫁さんや娘たちは、口を合わせて「酷い!」と言いました。

「そうだよなぁ。まったく世の中には、しょーもない犯罪をする奴がいて、本当に困るよな」と私も呟いていたのですが、どうやら、彼女たちの攻撃の方向が違う。

「なんでサポート停止するの!」「パソコンに投資するお金なんかないよ!!」「まだユーザ沢山いるんでしょう?」「企業や学校はどうなるの」

―― あれ? 怒りの矛先が、Microsoft社に向かっている?

―― いや、そりゃちょっと、Microsoft社に酷に過ぎないか。

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江端:「Microsoft社は、もう何年も前から、サポートを終了すると宣言してきた上に、実際にこれまでサポート期間の延長もしてきたのだから、それは、ちょっと気の毒だと思うぞ」

嫁さん:「だって、我が家のパソコン、何の問題もなく動いているんだよ。一体何の為に、そんなことするの」

江端:「そりゃ、『WindowsXPではセキュリティの問題を担保できないから』が表向きの理由だけけど、実質は『Microsoft社も、新しい製品を売りたいから』だろうね」

嫁さん:「それ、企業としてどうなの。製品を担保するのは、企業倫理からしても当然でしょう?」

江端:「しかしなぁ、冷蔵庫や洗濯機にしても、部品を保管している期間は7年しかないし、7年過ぎれば修理できないというのが業界の常識だよ。WindowsXPは10年以上サポートされてきたよ」

―― あれ、なんで、私は、Microsoft社の弁護なんかしているんだ?

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私の出した方針は

「ビクビクしながら、今のパソコンを使い続ける」

です。

調べてみたのですが、現在のパソコンが古すぎて、対応ドライバが見つからず、また調べてみてもOS移行の成功例が発見できなかったからです。

嫁さん:「で、その方針だと、どうなるの?」

江端:「メリットは、『金がかからん』の一点。デメリットは、セキュリティの脅威に怯え続けることのほか、他のベンダによる新しいソフトウェア(ブラウザ)やミドルウェアのインストールなどができなくなることが挙げられるかな」

長女:「よく分からん」

江端:「かなり乱暴だが、数年以内に『"Youtube"が見れなくなる』『Podへの音楽の録音ができなくなる』という理解でいい」

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「その時 江端家が動いた」―― と感じました。

(NHKで放送されていた日本の歴史情報番組「その時歴史が動いた」風に。この音楽で思い出せるかと思います)

家族が、新しいOSへの対応に必要な対応やコストについて、私に尋ね始めました。


2014-09-05 ―― 江端さんって、ナチズムの信奉者なのですか?

めずらしく、海外のSF小説を読んでいました。

After a long time, I have finished reading a foreign book of science fiction.

「ナチの亡霊」という本なのですが、科学ネタが多くて、それなりに面白かったです。

The title was "Black order” that includes a lot of science tips. I enjoyed it.

私は、「ナチ」とか「ヒトラー」とかが含まれている本に、フラフラと近寄っていく性癖があるようです。

I seem to be disposed to approach books whose title includes "Nazi" or "Hitler".

それを見た、私の後輩が、

My junior coworker, who know the above, asked me that

―― 江端さんって、ナチズムの信奉者なのですか?

"Ebata-san. Are you a believer of Nazism?"

と質問してきたことがありました。

「逆だよ! 逆! 私は『ファッキン、ナチ』の側だよ」

"It's the other way around. I am standing on the side of "Fucking Nazi!""

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やっぱり「夜と霧」は、影響大きかったかなぁ。

Actually "…trotzdem Ja zum Leben sagen: Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager (Kosel-Verlag, Munchen 1977)" impressed me deeply with pain.

最近では「ヒトラーの贋札」(映画でなくて本の方)も、―― ゲッソリしながらも ―― 読了しましたが。

Recently, I managed to finished reading "Die Falscher" (not movie but book) with pinch-faced.

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私は、変な力(反動勢力とか)が蔓延ってきたら、真っ先に、テロの対象になる自信があるのです。

I am confident that I am going to become a victim against terrorist of reactionary forces easily.

だって、結構、「反権力的」とも読めるコラムを、いくつもリリースしてしまっていますからね。

I have already released several columns, that some person might believe that I am an ant establishmentarian.

もう取り消せないし。

Also, I could not erase the facts.

ですから、いつでも逃げ出す準備を怠らないように、こういう本で、自分を「オレンジアラート」の状態にしているのです。

Therefore I keep giving me an "Orange alert" caution, because I could always run away as soon as possible.


2015-09-05 これも以前も書きましたが、「2年前の私」は「私」ではないです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

以前も書きましたが、特許出願して審査請求すれば、2年くらいで特許庁の審査官から「拒絶理由通知」が届きます。

The other day I wrote that after applying for a patent application, a juror of the Patent Office is going to send the notification of reasons of refusal to me after two years.

「ダメ」と言われる、ということです。

It means that they say "No".

で、これをひっくり返す為には、審査官に意見を申し立てる、または、明細書の内容を変更する、など、まあ、色々やらなければならないことがあります。

In order to change their impression, I have to set up our opinions to them or change contents of the application. Anyway the actions annoy me.

しかし、最も面倒なことは、

To make matter worse,

―― 自分の発明が分からん

"I can understand my invention I made before."

ということなのです。

これも以前も書きましたが、「2年前の私」は「私」ではないです。

I also said that I who was in two years ago is not me in the present.

もっとはっきり言えば「赤の他人」です。

Generally speaking, he is a complete stranger.

で、この「赤の他人」は、まったく特許明細書の記述がなっていないのです。

The patent application of this complete stranger is absolutely nonsense.

『なんで、もっと分かりやすく書けんのかなぁ、このバカは』

Why this foolish guy could not write his invention explicitly?

と、腹を立てることになります。

I have to read his application with my anger.

(続く)

(To be continued)


2016-09-05 とは言え、これのらツールやアプリを、激務の現場の教師に押しつけるのは、酷かもしれません。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

もっとも、コピペ防止対策は、私達エンジニアのタスクなんですけどね ―― というか、ほとんど、そのような技術は完成しているのですが。

Engineers like me, should provide the teachers with a copy-guard technologies, however, these technologies has almost already completed.

ネットからの引用、友人間の宿題のコピーについては、まだポピューラではないのかもしれませんが、類似判定という技術がありますので、それを使って貰えば足ります。

Though there is a similarity determination technology, it might not be popular for quotes from the Internet, or copy and paste among friends.

とは言え、これのらツールやアプリを、激務の現場の教師に押しつけるのは、酷かもしれません。

On the other hand, it is a pity to enforce the front-line busy teachers to use these tools or applications.

また、このような技術は、むしろ学生の方が、先回りして使い出すかもしれません。

In addition, students are used to using these technologies.

このような検知手段を回避する為に、文面の変更をする努力は、結局のところ、そのコピーするレポートを深く理解することになります。

An effort to avoid the waring of these tools, is finally to make the students understood the contents of the report deeply.

そういうことで、結局、レポートの目的は達成されるのではないかと思うんですよ。

Finally, all of the above will achieve the first target, after all, I think.

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しかし、この方法にも問題があります。

However, I am afraid that there is a problem of this method.

これは、中学生の全員が、ワープロを扱えるという大前提が必要となるからです。

This method needs a major premise, that all juniro high school students can use WP.

(続く)

(To be continued)


2017-09-05 ―― サンクコストの呪縛

The other day, I wrote about the movie "In This Corner of the World".

この映画の中で、ただ一回だけ、主人公「スズ」が激昂するシーンが登場します。

In this movie, only one time, "Suzu" who is a heroin, is driven by wild emotion.

そのシーンを見た瞬間、私は、

At the moment I watched the scene, I reminded the phrase,

―― サンクコストの呪縛

"Sunk-Cost Fallacy"

という言葉が思い浮かびました。

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サンクコストとは、文字通り「埋没費用」であり、ぶっちゃけていえば、「無駄になった投資コスト」のことです。

"Sunk-Cost" is literally "sunk cost", and to be honest, it means "wasted investment cost".

例えば、

For example,

●私は20年間も芸人を続けてきた。同じ様な芸歴をもっている芸人でも、毎年、一人か二人は、ブレークしている。来年こそ、私は、ブレークするかもしれない。もし、ここで芸人を止めてしまったら、私の20年間は何だったのだ。

I have been a performer for twenty years. one or two people who has same career like me, become a smash hit every year, Next year, I may become a smash hit. If you stopped the entertainer here, what was my life for this 20 years?

●私は、これまで10年間、司法試験の勉強をやってきた。11年目の今年、司法試験を諦めてしまったら、これまでの10年間の勉強は、一体何だったのだ?

I have been studying about judicial exam for ten years. If I give up the judicial exam this year in the 11th , what was the past ten years for me?

●我が社は、この技術開発に社運をかけて、膨大な予算と人材ををつぎ込んで、研究を続けてきた。もし、ここで止めてしまったら、私達の会社は、明日からどうすれば良いのだ?

Our company has been doing research on this technology, putting enormous budget and talent into the company. If we stop it here, what should our company do from tomorrow?

●我が国が、今後数千年間海外にエネルギーを依存しなくてすむ、高速増殖炉の実用化を、毎日(×毎年)5000万円の税金を投入して続けてきた。ここでやめてしまったら、これまでの投入してきた1兆円を越える莫大な税金は、一体何だったのだ?

Japan has continued to put in taxes of 50 million yen every day (×every year) to put the fast breeder reactor into practical use, which will realize not rely on overseas energy for thousands of years in the future. If we stopped it here, what was the enormous amount of taxes exceeding 1 trillion yen that we've entered so far?

●最近、同棲中の彼は失業した。そして、DVなどをふるうようになってきた。別れるべきだと思う。しかし、今さら彼と別れて、新しい男性を見つけるなど、今の私に可能だろうか。そして、彼と結婚しなかったら、私が彼と交際を続けてきた7年間は、何だったのだ?

Recently, he who lives together, lost his job, and he came to use violence. I think I should be separated. But, I wonder if I can find a new man who will live with me. Moreover if I had not married to him, what was my seven years that I continued to associate with him?

などです。

And so on.

(続く)

(To be continued)


2018-09-05 「このままでは、役所もスマートフォンのアプリになる」

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

This time, I had to do a "relay race" to collect family register of deceased father, from a city hall to another city hall.

もし、出生や移動の記録が、ブロックチェーンで一元的に管理されれば、あの馬鹿げた「巡回セールスマン問題」をやらなくて済むようになるかもしれません。

If "black-chain" consolidates our records of birth and moving, we will not have to do the stupid "traveling salesman problem".

本人の署名の根拠となっている「印鑑証明」という仕組みについても、『よくもまあ、こんな仕組みで機能してしているよなぁ』と感心しています。

According to the system of "officially registered seal", I am impressed that "why this system work well".

例えば、印鑑は偽造可能ですし、印鑑証明を交付する本人の身分証明書(運転免許証等)も偽造可能です。

For example, it is possible to make a "fake seal". In order to get "seal registration certificate", we can ask someone to make a "fake driver's license".

(もっとも、役所が運転免許の番号で、問い合わせしているのかもしれませんが)

(An administrative institution might have an inquiry system by the driver's license number)

しかし、結局のところ、自分が自分であることの証明は、『その手続の複雑さ』で担保しているように思えます。

However, the way to proof of "I am what I am" is guaranteed by the "complex procedures" after all.

本人認証としては、指紋と合わせて、指の汗腺から出た汗でDNA認証をすれば、そちらの方が安全確実だと思います。

As ID system, it is better to use a DNA identification device using finger sweat and fingerprint/

寝たきりになっている母の本人認証は、本人に筆記能力がなくとも、指の汗からDNAを読みとるデバイスをスマホに付けて、そのまま銀行に送信すれば足りるはずです。

For my mother in bed without a toe to the floor, I will get her ID by the above process and send it to bank. It will be enough.

相続や保険も、改竄不能であることが担保される証明書や手段が簡単に手に入るのであれば、銀行から、これらの手続系の業務も消滅するかもしれません。

For succession and insurance, if we can get methods and certificates that are guaranteed by non-rewrite, the protocol works will be perished from banks.

とすれば、銀行のみならず、

This means, not only for banks, but also for city halls

「このままでは、役所もスマートフォンのアプリになる」

"At this rate, an city hall will be an application of smartphones"

とも言えるかもしれません。

might be coming soon.

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実際に、マイナンバーカードによって、コンビニが役所の代わりになっています。

Actually, convenience stores are used instead of government offices by My Number card.

今回、私は、相続に関しての必要な書類(印鑑証明書、戸籍謄本、住民票)を、全部、実家の近くの深夜のコンビニで入手しました。

This time, I got all the necessary documents (stamp certificate, family register, resident card) on inheritance at a late-night convenience store near my parents house.

これを「自宅の居所の市役所まで戻って入手しなければならない」と考えるだけで、ゾっとします。

It is scary just thinking that "I must get back to the city office at my home residence".

(続く)

(To be continued)