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2012-02-10 隗より始めよ [長年日記]

私の経験上、

(1)全ての幼児に対して、最低1セットの幼児向けの英語教材セットが購入されている

(2)その10~20冊(または カセット、CD、DVD)の膨大な教材は、最初の2ページだけが開かれ、または最初のカセット等が、1回だけ試される。

(3)その後は、その教材が自宅のどこかに陳列されるだけである。

となっていることに自信があります。

私は別に、これらの状況を嘲笑している訳ではないのです。

子どもの将来を考えた、親の心からの想いであり、教育投資なのだとは思うのです。

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でもね。

先ず、大人でも習慣つけることができないような語学学習を、なぜ

『子どもならできるだろう』

と思えるのか。先ずは、一度その思考体系を見直すことは必要でしょう。

大人が嫌な勉強なら、子どもなら当然、幼児なら絶対に嫌いだ、となぜ思えない?

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『子どものうちであれば、発音が良くなるはずだ』

―― ならないって。

それ、嘘だから。

まずそんなデータ見たことないし、そもそも国内で、英語取得できた幼児自身がいないよ。

逆に発音を良くしたければ、いくつからだって可能です。ロジカルに実施できる分、大人の方が習得は早い。

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それと、そもそも発音なんか、問題とならない時代なのです。

我々のこれからの主戦場は、アジアです。

経済的に我が国同様、ボロボロの米国や欧州にビジネスチャンスなんぞある訳がない。

中国とその周辺国で、共通に使える言語としての英語が必要になるのです。

我々は臨機応変に、中国英語の、インド英語の、タイ英語の、ベトナム英語の発音を、オンラインで覚えるのです。

もう、"L"だの"R"だのというアホらしいことを気にせず、とにかく、どこでもなんでも「喋り倒す奴が勝ち」という時代なのです。

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と、言う訳で、

「1500語で通じる非ネイティブ英語 グロービッシュ」

が正解だと思います。


2012-02-12 反例 [長年日記]

<2012年2月10日の日記>

『子どものうちであれば、発音が良くなるはずだ』

―― ならないって。

それ、嘘だから。

我が家の娘の場合。

○2歳から4歳の2年間、米国某州の日本人のいない街で、ほぼ毎日、所定の時間帯、一人で託児所で過した。

○託児所の先生は、『娘は英語を全く理解していない』という私の言葉を信じない程、コミュニケーションはできていた(らしい)。

○事実、私達夫婦はもとより、回りの仲間ですら驚くような見事な発音の「NO!」を披露していた。

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そして、現在。

○娘は、ラジオ英会話のヒアリングで苦労しており、発音も普通の中学生の域を出ない。

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さあ、誰か、私に理解できるように説明してくれ。

こんな理想的かつ完璧な環境にあった娘が、なぜ、今、理想的かつ完璧な英語の発音ができないのか、を。


2012-02-16 バレンタイン惨事 [長年日記]

2月13日の夜、私が帰宅すると、そこには疲弊し尽した母娘が、ソファーや床の上で俯していました。

中学の娘が、100人分の手作りチョコを作成を実施し、その支援をしていた母親が

「指を切って病院で指を縫う惨事」

が起っていました。

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バレンタインって、こういうイベントだったっけ?

もっと、甘酸っぱくて、ドキドキするイベントじゃないのでしょうか。

ここに倒れている二人は、

『工場のラインで徹夜して納期を守ったプロの菓子職人』

としか見えませんでした。

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「友チョコ」という、「同性間でのチョコレート譲渡」という新しい概念を作り上げた菓子業界は立派だと思う。

むしろこれは、簡単にそのような戦略に、嵌り捲り、踊り捲る、需要者側に問題があるとも思う。

しかし、そうであったとしても、チョコレート業界は、もう少し需要者のマインドコントロールに配慮した方が良い。

もはや、「バレンタイン」が、肉体労働の「苦役」になっている。

我が家の、チョコレート原材料の支出も、笑顔で看過できる状況ではない。

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このままでは、保護者、学校が組織化して、「バレンタイン」のイベント自体を潰しにくるかもしれないし、

――最悪のケースは、

女子自身が、このイベントの忌避を始める。


2012-02-27 私のリベラル度 [長年日記]

米国では、同性愛婚というのが公的に認められつつあるようです。

しかし、これは米国全体が、国是として同性愛を認容している、という訳ではないようです。

これは、米国赴任中に聞いた話ですが、米国人の保護者達は、

○社会的な同性愛婚を認容しつつ、

○自分の息子からホモセクシャルであることをカミングアウトされることを何より恐れている

という、矛盾した二面性をもっている、のだそうです。

しかし、人間とはそういうものでしょう。別段、矛盾しているとも思いません。

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「痛車(いたしゃ)」と呼ばれる車があります。

アニメのキャラクターを巨大に拡大したステッカーを、自動車の全面、背面、側面に張った車のことです。

なんというか「武士は喰わねど高楊枝」の真逆を走る、確かに痛々しく、しかし、潔い自己主張。

社会にどう評価されようが、好きなアニメの女性キャラクターを世間に開示して生きる姿は、清々しいとも感じます。

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と、そこまでは理解できる、・・・できるんだけどね。

仮に、娘が、「痛車」に乗った婚約者を自宅に連れてきたら、という仮説を勝手に作って、勝手に苦しんでいます。

―― 大丈夫よ。

私のパパは、いつだって

『価値観というものは個人に依存する不可侵なもので、

我々はどのような状況であれ、多様な価値観を認めれる人間でなければならない』

って、いつでも私に語っている、その「当事者」なんだから ――

と彼氏に言い含めて、そんでもって、その彼氏がそれを真に受けて、本当に「痛車」を自宅前の道路に駐車させた時、

私は一体、何を言い、どのように振舞えば良いのだろうか、と。

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良い機会です。

私も、カミングアウトしましょう。

「私のリベラル度など、所詮はこの程度です」


2012-02-28 浮気の経済学 [長年日記]

「浮気」というものに関して、私はその定義を知りませんし、それをモラルの観点から、どうこう言うつもりもありません。

ただ、「浮気」というのは

『隨分と、コストがかかるんじゃないのかなぁ』

という漠然とした予想があります。

# ここでいうコストとは、「金」と「時間」のことだけです。「リスクコスト」は勘案しません。

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少し気になったので、

「浮気の経済学」

「浮気の時間捻出法」

「浮気の最適化問題」

などのキーワードで、ちょっと調べてみたんですが、客観性を担保した学術論文や特許などは、見つけることができませんでした。

ちなみに、

「30日完成 浮気」

「チャート式浮気方法」

「たった2年で浮気できる方法」

などの、「浮気」未体験者に対するハウツー本は発見できず、

「浮気で儲ける方法」

のようなビジネスモデルは、絶無でした。

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私は、「飲み会」に行く金があれば、その金で「GPSの固定アンテナを自宅の屋根に設置したい」と考える人間です。

# 「GPSの計測誤差から、地震予知ができるかもしれない」という話を聞いてから、週末研究者をやって、自力で調査してみたいなぁと思っていまして。

「浮気」というものが、どういうものか良く分かりませんが、多分それは、「GPSのアンテナを自宅の屋根に設置する」よりは、圧倒的にマジョリティ(多数派)なのだということは、なんとなく理解できます。

取り敢えず、本スレッドに関しましては、私は「GPSアンテナを、自宅の屋根に設置した」後に回します。

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私が、「英語」「ネットワーク」「特許法」のレベルで、「浮気」を語れるようなったら、改めてご報告致します。


2012-02-29 気分は、「アイドル」のマネージャー [長年日記]

私は、日頃から「インターネットの『匿名』投稿なんぞ意味がない」と何度も繰返しているのですが、その理由の一つに「通信プロトコル解析」という「技」があることが挙げられます。

例えば、水道を例に考えてみます。

水道の水を使う人にとって、蛇口から出てきた水以外には興味がないと思います。

「通信プロトコル解析」というのは、いわば、この水が、どの程度のスピードで、どこから、どう通って来たか、というのが全部分ってしまう「技」と理解して頂ければ十分です。

それはさておき。

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世界で最も有名で、多くのネットワークエンジニアが使っている、フリーの通信プロトコル解析ツールに、"Wireshark"というものがあります。

このツールは、もの凄い種類の通信プロトコルをサポートしており、大抵のプロトコル解析は、これがあれば概ね足ります。

しかし、そのような汎用プロトコルにはとっても便利なのですが、自分で作った通信方式や、社内や業界の一部だけで使われているよう通信プロトコルでは太刀打ちできません。

で、そういうプロトコルは忌避される→プロトコルが全然著名にならない→忌避される→著名にならない・・・ の負の連鎖が発生する、と。

そして、いつまでたっても、wiresharkでサポートして貰える段階に至らない、と。

とにかく、

「光の当たるところに行かないと、芽が出ない」

というのは、芸人、サラリーマン、技術者全部に共通して言えますが、通信プロトコルも同じなのです。

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という訳で、今、私は週末プログラマーをやっています。

社内の制御向け通信プロトコルの解析ができるように、wiresharkのプラグインのプログラムを書いています。

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気分は、売れないアイドルの営業活動の外回りをしているマネージャーです。