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2013-10-05 「よく分からないけど、私の知らないことを、この人は知っているのだろう」

寄稿コラムに対するツイッターを見ていると、「嬉しい」「楽しい」と思うものもありますが、「腹が立つ」ものが多いです。

そして、私は、その「腹が立つ」方のメッセージを、忘れません。

そのような「腹が立つ」メッセージを、全部、ツイッターのアドレスを含めて全文を日記で公開して、全部論駁してやろうか、というプランを考えています ―― が、未だ実施しておりません。

『江端のコラムに下手なコメント付けると、えげつないないやり方で撃たれる』

という、風評だけは抑えなくてはならない、というところでギリギリ踏ん張っています(もう「手遅れ」だという気もしていますが)。

「むかつくけど、正しい」「悔しいけど筋は通っている」「よく分からないけど、私の知らないことを、この人は知っているのだろう」と思えるコメントまでを、消したくはないのです。

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特に、「よく分からないけど、私の知らないことを、この人は知っているのだろう」と思わせるようなコメントが問題となります。

「難しい専門用語」を使っているコメントとか「ロジックが間違っている」という主張に対しては、

―― 私は喰いつく。徹底的に喰いつく。

■その専門用語を周到かつ完璧に調べ上げ、

■間違っていると指摘を受けたロジックは、およそ想像し得るあらゆる角度から分類し、比較し、検討し、吟味し、分析し、体系化した上で解体し、統合し、止揚し、脱構築化した後に再構築を試みます。

その上で、質問のコメントを返します。「分かりません。教えて下さい」と。

で、その結果の殆どが、この有様です。

ツイッターを書く人は、20秒程度で書いているのでしょうが、私は、少くとも20時間以上はかけています。そして、「専門用語」とか「ロジックの瑕疵」について、散々検討した挙げくに、この結果。

「そりゃないよ」と本当に泣けてきます。

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私は今回のようなネタについては、厚生労働省に勤務している方とか、人口問題のNPO法人の方から、厳しい意見を貰えると期待して待っているのです。

勿論、身分を明かして頂く必要はありません。メールで議論させて頂ければ、私だって察することくらいはできます。

それとも、そのような方々には、厳しい守秘義務か、自己倫理に基づく秘密保持を行っているのかもしれません。大切な国家戦略であれば、やすやすと外部に流出する訳にはいかないのかも、とも思います。

というか、根本的に、そのような人達は、ツイッターなどには、関わらないようにしているのかもしれません。

まあ、それはさておき。

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「ツイッターは、つぶやくメディアなのだから、つぶやいたことに、そんな厳しい対応をされても困る」

という意見が、もう世の中で通用しないことは、ご存知の通りです。

それでも分からない人の為に、例で挙げてみましょう。

すれちがいざまに「ブス」とか「ハゲ」とか「臭い」とか言われても、これは「つぶやき」で、「言論の自由」で、「表現の保証」だ、と思える人は、それは、それで結構です。

しかし、私は、そちらには与しない。

私は、絶対に逃がさない、と決めたのです。


2014-10-05 江端:「私が、食事の時に常に同じ書物を読んでいる、とでも思っているのか?」

昨日の続きです。

後輩:「つまりですね、食事において、『おしゃべり』とはスパイスなのです よ」

Younger: “After all, chatting in lunch is a kind of spice."

江端:「スパイス?」

Ebata: “Spice?"

後輩:「そうです。それは、食事を美味しく、楽しくするものです」

Younger: “Yes. It makes a meal fun and delicious"

江端:「ほう、『美味しく、楽しく』、とな」

Ebata: “Well, fun and delicious"

それを聞いた時に、

When I heard his phases, I was convinced,

―― 勝った

"I won"

と思いました。

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江端:「私が、食事の時に常に同じ書物を読んでいる、とでも思っているのか?」

Ebata: “Do you think that I always read a same book during each lunch time?"

後輩:「え?」

Younger: “What? Pardon?"

江端:「私が、食事の内容、場所、時間で、書物を変更していることは知っているか」

Ebata: “Don’t you know that I change a book for each meal's contents, place, and time?"

後輩:「そうなんですか」

Younger: “Are you kidding?"

江端:「中華、カレー、寿司、牛丼、はては、ケーキ屋でカフェを楽しむ場合まで、その書物の種類は異なってくるのだ」

Ebata:” I change kinds of book according to China, Curry, Sushi, Beef bowl, and cake shop.

後輩:「そうなんですか」

Younger: “Really?"

江端:「だから私は、常にリュックとサイドバックの両方に、合計3冊以上の本を携帯している」

Ebata: “So I always have more than three books in both my rucksack and side back"

後輩:「例えば、どういう組合せになるのですか」

Younger: “Show us the combination, for example"

江端:「そうだな。カレーなどではアクション物の小説、牛丼では時事問題が多い。酒を嗜みながらの一人メシの場合は、次のコラムのネタの為の、結構重い社会問題を扱うものを読む」

Ebata: “Let me see. Curry and novel of action, Beef bowl and current topics. In the case of a lunch alone with drinking, I read a quite heavy social problem for the next column."

後輩:「ケーキ屋では?」

Younger: “How about cake shop?"

江端:「うむ、西尾維新先生の『物語シリーズ』が良いマッチングだ」

Ebata: “Well, it is good for me to read Monogatari-serise by Nishio-Ishin sensei"

後輩:「そこまで考えて、一人メシをされていたのですか」

Younger:” I don't know what you thought deeply"

江端:「外食に合わせて、わざわざ本を購入することもある」

Ebata: “Sometimes I buy new book for a kind of lunch."

後輩:「・・・」

Younger:"...."

江端:「食事を『美味しく楽しく』する為の本をチョイスする為には、それなりの事前検討や準備が必要なのだよ。」

Ebata: “In order to makes a meal fun and delicious, I have to prepare for research and direction of books."

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『あまり、私の「一人メシ」を舐めて貰っては困るな』

"Don't make light of my "lunch alone with book""

と、私はキメ顔で言いました。

I said in a smug face.


2015-10-05 「美術という教科は、私に『絶望』を教えているのか?」

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

私は、小中高の全期間を通じて、美術(と体育)の成績を"3"(5段階評価)でキープするのが精一杯でした。

It was everything I could do, that I could do to keep results of the art education in "3" (five phases of evaluations) through the entire period of the K-12.

私には、芸術的な才能がないと ―― そう思っていました。

"I do not have artistic talent" I thought.

なにしろ、楽しくなかった。

Above all, it was not enjoyable.

―― 目に見えている風景と、自分の描いた絵画の間の、絶望的な距離

"Hopeless distance between scenery in front and the picture which I drew"

―― 自分の思い描いていたオブジェと、自分が作った粘土細工との間の、理不尽なまでの不一致

"Unreasonable disagreement between the art object which I imagined, and the clay work which I made

「美術という教科は、私に『絶望』を教えているのか?」

"Does the subject of the art want to teach me "despair?"

と思いましたよ、本気で。

I really thought it.

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そんな私が、今、仕事で、ボランティアで、ロゴ(サンプル)のデザインを作成していたりします。

However, now I work making the design of the logo(sample) as a volunteer.

人生、分からないものです。

Who knows my life is going.

忙しくてイラストを依頼できなくなった娘に代わって、自分でイラストを描かなければならなくなった為です。

On behalf of the daughter whom it becomes busy, and difficult to ask an illustration, I came to have to draw an illustration by myself.

この2年間、必死でドローツールの使い方を自習して(市販の本は、「線画」を描きたいだけの私には全く役に立たない)、自分なりのイラストの作り方(×描き方)を完成しました。

For these two years, I have studied how to use draw tool desperately by myself.The commercial books are totally useless to me, because I only want to only draw "line drawing". Finally, I completed how to make(not draw) illustrations for oneself.

これも、パソコンがあってこそ、のことです。

This is never done without PC.

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ある人にとっては、悪魔のような機械かもしれませんが、

For a certain person, this may be the machine like the devil,

文才や画才から完全に見放されていた私を、この世界に連れてきてくれたパソコンには ―― やっぱり感謝しなければならないなぁ、と思うのですよ。

However, PC which brought me the world, even though I was completely given up by literary talent and artistic skill, I want to say "thank you" after all.


2016-10-05 ―― とにかく、レシピ通りに作れ

最近、週末の夕食のいずれかは、私が作っています。

Recently, I cook a dinner one day of weekend, at least.

ここのところ、実家への帰省が多く、料理を作る機会が増えた、ということもありますが、

In these days, I go back to my country house and have some chances do the cooking, and moreover,

「料理を作る」というのは「システム構築」に通じるものがあり、そこそこ楽しいのです。

"Cooking" seems , I think, to be a kind of "system construction", and I can enjoy cooking relatively.

ところで、

By the way,

「料理を楽しむ」為の秘訣は、「美味しく作る」ことであり、

a tip to "enjoy cooking" is to "make it delicious", and

「美味しく作る」為の秘訣は、「冒険をしないこと」です。

a tip to "make it delicious" is not to "take a risk".

―― とにかく、レシピ通りに作れ

"Anyway, obey a recipe"

この一言に付きます。

This phrase comes to an end.

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しかし、そのマインドは、「システムエンジニア」としては十分かもしれませんが、新しい価値を創成する「研究員」としては不十分です。

The ming might be good as a system engineer, but it is not enough as a researcher who is asked to make a new value.

「研究員」たるもの、常に新しいパラダイムの料理に挑戦しなければなりません。

I think that researchers should keep seeking a new paradigm at any moment.

(続く)

(To be continued)


2017-10-05 アイドルとファンが等価である ―― という幻想を抱かせる、情報非対称SoSは、自己矛盾を発生させてしまうのです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

ところが、最近は、「握手会」だの「投票」「選挙」だのという、情報の非対称性のプロトコルを破壊する、妙なシステムイベントを発生させるSoSが一般的になってきています。

However, recently, this SoS has strange system events, for example, "handshake party", "voting" "election", and the SoS destroies information asymmetric protocol.

しかし、そのようなイベントを発生させようとも、情報非対称SoSの形態が変わる訳がありません。

However, even if such an event is generated, the form of information asymmetric SoS will not change.

上位システム(アイドル)が、下位システム(ファン)と、等価の情報を有している訳がありません。

The upper system (idol) does not have equivalent information with the lower system (fan).

そもそも、下位システムの数の差が違い過ぎますし、前述した通り、下位システムは、単なる「搾取対象」です。

In the first place, the number of lower systems is too many, and as mentioned above, the lower level system is merely "targeted for exploitation".

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こういシステムイベントを発生させるSoSでは、低スペック(情報リテラシーの低い)下位システムが、暴走するのは、ある意味当然です。

In the SoS that generates such a system event, a low spec (low information literacy) low-level systems, of course, is going to inevitable collapse the SoS.

アイドルとファンが等価である ―― という幻想を抱かせる、情報非対称SoSは、自己矛盾を発生させてしまうのです。

The information asymmetric SoS, that gives a illusion of "Idols and fans are equivalent" to a fun, has a self contradiction in itself.

「アイドルからTwitterでブロックされたことを逆恨みして、そのアイドルに暴行に及ぶ」という、アホが登場するのは、ある意味自明のシステム障害なのです。

A"stupid guy" for example, "who will beat a idol, because of grudging against what he was blocked by Twitter from the idol (singer)" is just a system failure.

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で、なんで、江端は、こんな2~3行で纏められるような話を、わざわざ面倒なシステムから論じているかというと

You might think that Ebata is strange, and he has talked about such a complicated SoS system to explain such a easy story.

実は、先日、私の執筆したSoSの論文の英文チェックが戻ってきたのですが、"poor(5段階評価の2くらい)"が付けられて戻ってきまして ――

To tell you the truth, the other day, I got the invoice of English checking of my paper from a outsourcing company, which included the quality of my paper. It was "poor"(the second from the bottom).

まあ、その事実自体は受け入れ可能なのですが ―― 非常に不愉快な気分になりました。

I could accept the fact, however I could not delete an uncomfortable feelings.

―― というか、

I mean,

『なんで、発注者に対して、受注者が、発注者の提供物に「ケチ」・・・もとい「評価」を付けてくる納品書があるんだ?』と不思議に思いました。

I wondered why this oursourcing company came to find faults.... evaluate in 5 grades about my paper in the invoice.

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今、深く熟考するに

Now I am thinking deeply, and lead to a hypothesis

―― 仮に、お前の論文が、ジャーナルに採択されなくても、

"Even if your paper will not be accepted by a journal"

―― それは、お前の論文の内容が貧弱であるか、

"It might be for your paper's bad quality, or "

―― あるいは、お前の論文の英文が酷すぎるからであって、

"your English literacy might be terrible"

―― 私の英文チェックの品質が悪いからじゃないんだからね

"Anyway the result will not be our English checker's faults"

という風に、『あらかじめ「逃げ」を打っているのかもしれないなぁ』と思ったりしています。

As a above, they might want to include "excuse" in advance in this invoice, I think.

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だからといって、不愉快な気分が収まる訳ではなく、

Even if it is true, I cannot erase my unpleasant feeling in my mind.

私は、何かに八つ当たりするものを探していた、という訳です。

So, I was looking forward to taking it out on something.