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2010-03-07 Tell Me, Sister 中島みゆき

「自分が嫌いだった」から始まる、日本人定番の自己憐憫の歌かとも思えるのですが、その歌の中で『巨大な二重否定』を行い、結論不明に陥いらせる、

本当に、素敵な曲です。

-----

ブスで頭もよくない私の前に現われた完璧な彼女。

曲の前半、美人で、愛想もよく、才能と魅力に溢れた彼女は、コンプレックスの塊である私に『(あなたは)そのままでいいのに』と語りかけ、そして『私には何もない』と謎の言葉を残す。

そして、曲の後半。彼女の死を、報される私。

彼女の『絶望』を全く理解できない私は、今は亡き彼女に、何度も問いかける。

「あなた何に恵まれていたのか」

「私は何に憧れて生きていけば良いのか」と。

-----

この曲の感想の多くは、もっぱら「亡き彼女に何度も問いかける『私』」の観点から、書かれているようですが、私は「完璧な彼女(シスター)」の観点から書いてみようと思います。

数える程しかないのですが、私のような者でも、人から、

『あなたのような人生を生きてみたい』

『地団駄を踏みたくなる程、羨しい』

と言われたことがあります。

酷い人になると『愛の永久機関』とまで言われたことがあります。

-----

なんなの、それ?

という感じです。

-----

自分の持っている自分と、他人の持っている自分との、この宇宙的スケールの認識の乖離。

この事実は、人間の幸・不幸の観念は、その人の立ち位置によって、全く異なるのだということを、私のDNAに書き込みました。

そして、何より『どうやら、人の評価なるものは、あんまり私には関係なさそうだ』ということが分かり、その後の私の、物事を決める基準になったようです。


2012-03-07 公私混同

社内のメーリングリストに、以下のメールを配送しました。

<----- ここから ----->

どなたか助けて下さい。

2002年に、米国で大量に購入してきた点鼻薬の在庫が切れていることが判明して、青冷めています。

花粉が本格化する前に、米国のスーパー"Target"で販売している、これが必要です。

http://www.target.com/p/12-Hour-Nasal-Decongestant-Spray-1-oz/-/A-11031044

なお、日本からの通販の途は固く閉ざされているようです。

-----

日本の薬ではてんでお話にならなくて、米国のこの「暴力的に効果のある」この薬以外で、花粉の時期を通過することは絶望的です。

十分な報酬を保証します。

取り敢えず「原価の2倍で買い上げる」というのでどうでしょう。

必要な個数は10個以上を希望していますので、悪くない取引だと思います。

この他、公序良俗に反しない範囲での、特許のネタ提供、特許明細書の図面の作成、発明検討会での知財部の説得等にも応じましょう。

ちなみにTargetには、

http://www.target.com/s/nasal+spray

の大量の種類の点鼻薬が販売されておりますが、上記以外のものでは、私には効力がないことを、米国滞在中と日本での使用で確認しております。

ご支援の程、何卒よろしくお願い致します。

<----- ここまで -----/>

と書いたメールを、部内に転送したら、10分後に、翌週にニューヨークに出張するという後僚から返事がありました。

― なんと言うか、

先ずは、叫んでみるもんだ。

# 社内でこういうメールを流す、というモラルの問題はさておき。


2013-03-07 私を感動させるようなコンテンツを期待する

保護者の方々が、幼稚園や小学校の学芸会で、必死に写真やビデオを取る為に席を確保し、コンテンツを残そうとする為に、本当に涙ぐましい努力をしています。

この気持は分かるのですが、私の場合、ちょっと視点が違います。

私は、幼稚園であろうが小学校であろうが、

―― 人様にお見せするものである以上、私を感動させるようなコンテンツ

であることを、期待してしまいます。

-----

幼稚園児が、打楽器を、「ぶーすか、がっちゃか」やっていても、私は楽しくない。

この場合、私の批判は、幼稚園児に向かずに、その教諭に向きます。

―― 演出がなっとらん。もっと保護者を感動させるツボを持ってくるようなイベントやサプライズを用意できんのか

小学校の学芸会に至っては、この批判は、役者(つまり小学生本人)にも及びます。

―― 発声練習が不十分である。音楽のバランスが悪い。セリフの間がなっていない。脚本を理解していない。

-----

いつぞやは、「パパは、イベントに参加すると、いつでも不機嫌な顔しているよね」と、小学生4年生の次女に看破されました。

『え、そんなとないよ。実に楽しかったとも』

と惚けているのですが、流石に父親の考えていることは、娘には見抜けるようです。


2014-03-07 「『希望で始まり、絶望で終わる』『祈りで始まり、呪いで終わる』ような最終回」

一昨日、「英語に愛されないエンジニア」の連載の、最終回原稿を脱稿しました。

The day after yesterday, I submit a final draft of the series of "An engineer who is never loved by English".

その話を聞いた、イラスト担当の長女が、酷く嬉しそうでした。

After listening to the above, my senior daughter looked like happy terribly.

何故か、と聞いたところ、

I asked her the reason, she said to me,

『絵を書くのはいいんだよ。でも、完成日をパパから期限を切られて、フォローされるのが辛い』とのこと。

"It it O.K. to draw illustrations, but hard to receive follow-up emails about deadline."

「ギャラを払っている以上、プロとして、納期と品質は厳守して貰う」というごく普通の社会人の常識は、中学生には辛かったようです。

It has seemed to be rough for her, as a school student girl, to keep promises both strict observance of both delivery time and quality, thought this is an ordinary common sense of business person.

江端:「じゃあ、もうイラストは止めるか?」

"Do you want to give up drawing?"

長女:「いや、そうじゃなくてね、パパのイラストのアドバイザー、コンサルタントとして続けるよ」

"No. But I can keep working as an illustrator like an adviser or a consultant.

―― おい。酷く、上から目線だな

―― Hey, girl! You are looking at me from height!

という言葉を、なんとか呑み込みました。

I could possibly keep the above phase.

ここで、ビジネスパートナーシップを清算するのは、双方にとって不利益です。

Breaking our business partnership, both of us will take disadvantages.

長女のかくラフ画(コンセプト図)があれば、私でも、一応絵を仕上げることができるようになりましたので。

Now I can complete the picture if she supplies me this draft line-work.

―― 利害で繋がる父娘。

Father and daughter connected by interest.

まあ、それも悪くはありません。

I think it is so-so.

-----

昨夜の深夜、ダイニングに降りていくと、長女がテスト前の一夜漬けの勉強をやっていました。

At the midnight of yesterday, when I head down to family room, she was cramming for an exam.

この定期テストが終了したら、最終原稿に目を通して貰って、イラストを描いてもらう約束になっていますので、ちょっとだけ、その話をしました。

After the exam, I promised her to start illustration with reading my final draft. So I told the contents.

長女:「で、どんな最終回になるの?」

"What kind of the final is coming?"

江端:「うーん、なんといったらいいか。あ、そうだ。敢えて言えば『マドキまどか』のような終わり方」

"Let me see... I dare say, it is like "Madoki-Madoka" isn't it?"

長女:「何だって?」

"What?"

江端:「『希望で始まり、絶望で終わる』『祈りで始まり、呪いで終わる』」

""Starting with hope, and ending with desperation" or "Starting with pray and ending with curse""

一瞬の沈黙の後、娘は言いました。

After a moment of silence, the daughter said

長女:「パパ。それ、やっぱり読まなきゃ、ダメかな?」

"Should I read the draft, after all?"


2015-03-07 「名誉」のフリーライド(ただ乗り)

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

いかん、いかん。

Oops, I do not go.

話が全然違う方向に流れてしまった。

I take the story toward a different direction.

最初の話に戻します。

Let me go back to the board.

私の申し上げたいことは、

What I would like to claim is that

「日本が誇る○○技術」

persons who can use and be proud of the "Technology that Japan boasts to the world"

を誇っていいのは、その技術を具現化した人たち(発明者、科学者、エンジニア等)だけだと思うのです。

should be just investors, scientists and engineers who try to embody the technology.

極めて限定された範囲の人のはずです。

I think that they are in the limited range.

なぜ「日本」という枠組みまで拡大しなければならないのか。

Why do strangers try to expand the range to "Japan"?

最近、「日本が世界に誇る○○」という書籍を見るたびに、この想いが深くなります。

I often watch the book's title "something that Japan boasts to the world" in bookstores, and I thought out deeply my above question.

------

しかし、「日本が世界に誇る○○」をというフレーズを使っても良いと思うものはあります。

I also think that some matters are worth using the phrase of "something that Japan boasts to the world", for example

「公共交通インフラの定時到着率」、「もったいないの精神」、「災害時における公を優先することのできる精神」などです。

- Mind of the punctuality for public transportation system

- "Mottainai" sprits

- Mind to give priority to the community at the time of disaster

これらは、国民性に基づく日本人全体の誇りであると思うし、積極的に使って良いと思っています。

I believe that the above are really prides based on characteristics of Japanese, and we can use the word "pride".

------

In conclusion,

私は、

I think that

■人口の7~8割の人が技術と関係のない分野で活躍している国家において、

「技術を誇る」という言葉の使用が、

「名誉」のフリーライド(ただ乗り)しているようで、

なんとなく腑に落ちないし、

it is hard to understand for me that persons who use words "proud of a technique" seem to make a freeride of "the honor", in the nation where persons of the 70-80 percent of the population play active part in a field irrelevant to a technique.

and,

■新しい技術開発に対して、冷淡で、ろくな出資もしないで、

下手すると、揶揄や邪魔扱いしてきたような人間をも包含する「日本」という概念に対して、

その技術者達の血と汗の結晶の成果に対する名誉を

共有させたいとは、1mmたりとも思わないし、

I don't want to let the concept of "Japan" share, the honor for the result of blood and the result of one's hard work of engineers. Most of them are not only indifferent to know new technology developments and investments, but also treat ridicule and an obstacle.

and,

■少なくとも、

at least, according to the author couple,

私たちが必死に勉強し、獲得し、

since we are studying, mastering, and

使いやすくする為に工夫を重ね続けている

improving to use easily

「数学」という私たちの大切なツールに対して、

mathematics, that is our precious and important tool,

敬意の欠片すらもない、あの作家夫婦だけには、

「日本が世界に誇る○○技術」というフレーズを

so, I NEVER let the couple use the phase of "Technology that Japan boasts to the world"

―― 死んでも ――

ABSOLUTELY.

使わせてなるものか、

と思っています。


2016-03-07 ―― もの凄い人

先週の週末、実家に戻って、父の運転免許証を、運転経歴証明書に切り替える手続をしてきました。

Last weekend, I came to my country house, and helped my father to change his driver's license for drive history certification.

まあ、いろいろありまして。

For some reasons we had had.

それはさておき。

Aside from that.

日曜日に、地元の運転免許試験場に行ってきたのですが、

On last Sunday, I went to the exam hall of driving test of the prefecture, I was really surprised to see

―― もの凄い人

Enormous numbers of people.

休日に免許の切り替えにくる人で、駐車場が「満車」では足りず、広大な運転免許試験用のコースの全部が、駐車場として開放されていました。

For the people, the excising parking area was not enough at all. All of the larger driving test was opened for the parking lots.

運転試験場の、ホコテン(歩行者天国)です。

"vehicle-free promenade" of the driving test course.

それでも、車を停めるスペースを探すのは、大変でした。

Even so, it was very difficult to find the parking space.

(続く)

(To be continued)


2017-03-07 そういう意味では、私なんかは、『惨めさが際立つことの、筆頭株になるんだろうなぁ』と、今から覚悟しています。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

こういうことを見つけて報告すると、面倒なことに巻き込まれることは分かっていたので、私は自分の分の作業をとっとと進めて、そそくさと帰宅しました。

I know well that if I make a report of these misconduct, something will annoy me, I did my work without a word, and went back home soon.

私だって、いずれは、自分の個人情報をダダ漏れさせるようなことをすることになります。

I think that I am also going to leak my personal information with my fault,

技術の進化に追いつけなくなるか、あるいは、世界を認識できなくなるか、あるいは、その両方で。

because I will not be able to catch up with technology evolution, or to be perceptual disturbance, or both of them.

-----

だから、

So,

■他人に対して沢山の知識をひけらかしたり、

- Making a display of many knowledge and skills,

■自分のもっている才能や財産を自慢したり

- Taking pride in ability or worth

あるいは、

or

■職制上の権限で部下に威圧的な命令を出したり、

- Issuing intimidating orders to subordinates with authority in terms of office,

―― そういうことは、してもいいけど ――、多分、しない方が良いのだろうと思います。

It might be O.K. however, perhaps, I think that it is better not to do.

私達は、誰もが皆、最終的には、「誰かの助けがないと何もできない『惨めな何かになる』」という、一択しか残されていません。

Eventually, there is only one choice for us that "we can not do anything without someone's help and we become something miserable "

私達の、美しい、かっこいい、力強い日々は、その『惨めな何かになった』状態で、簡単に上書きされます。

Our,beautiful, cool, powerful days, will be overwritten easily ,with that "miserable thing".

今、偉そうにしていると、将来、「誰かの助けがないと何もできない」時の惨めさが際立ちます。

Now, if we are doing great, the misery time when "we can not be done without someone's help" will stand out in the future.

-----

で、まあ ――

Well,

そういう意味では、私なんかは、『惨めさが際立つことの、筆頭株になるんだろうなぁ』と、今から覚悟しています。

In that sense, I am prepared from now "I will be the biggest shareholding of the miserable someting,"

私が何を言っているのか分からない人も多いと思いますが、―― 大丈夫、もうすぐ分かるようになりますから。

I think that there are many people who do not know what I am saying, however, It is OK, because you are going to understand it soon.


2018-03-07 ―― 手動で設定すれば、早くね?

多くの人には、実感がないかもしれませんが、パソコンの時計というのは結構簡単に狂っていきます。

You may not feel it, but the clock of PC loses time easily.

これは、

The reasons are that

●パソコンに搭載されている発振器の精度が悪い(その代わり安い)ためと、

- the accuracy of the oscillator installed in the personal computer is bad (instead of cheap)

●大抵のパソコンは、インターネットに接続すると、時刻サーバから正しい時刻を取得することができるため、

- most PCs can acquire the correct time from the time server when connecting to the Internet,

気がつきにくいのです。

so it is difficult for to notice it.

私は以前、0.000000001秒の時間を取り扱う装置を、パソコンで作るという、(かなり無茶な)研究をやっていたので(GPSのことです)、このパソコンの時刻精度(の悪さ)については良く知っています。

I studied about a personal computer to realize handling time of 0.000000001 seconds (quite incredible), so I am familiar with the time accuracy of this personal computer.

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大抵の会社では、パソコンから外部のサーバにアクセスする際、かなり厳しいセキュリティが課せられています。

In most companies, when accessing an external server from a personal computer, strict security processes run.

ですので、私のパソコンも、外部サーバのとの時刻同期がなかなか上手く設定できず困っていました。

So, my personal computer was also in trouble because I could not set the time synchronization with the external server quite well.

ほっとくと、一週間で5分以上もの時間が狂ってくるので、いろいろ試していました

Leaving it out, the time goes loses time more than five minutes in a week, so I tried it a lot

ファイアウォール越え、とか、国内の電波時計の電波を受信するモジュールの設計とか。

for example, tunnel a hole in the firewall or design of a module that receives radio waves of domestic radio clock.

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ところが、ある日、気がつきました。

However, one day I noticed

―― 手動で設定すれば、早くね?

"If I set it manually, is it soon?"

私の愛用している電波時計の腕時計の時間を見ながら、パソコンの時間を手動で設定するのに、20秒もかかりませんでした。

It took me less than 20 seconds to manually set the time of the computer while watching the time of the watch of my favorite radio clock.

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技術者は、なんでも「自動化」したがります。

Engineers want to "automate" everything.

彼らの「自動化」へのモチベーションは、間違っていません。

Their motivation for "automation" is not wrong.

「自動化」「軽量化」「簡易化」「高速化」は、誰がなんと言おうが正義です。

"Automation" "Lightening" "Simplification" "Speeding up" is justice no matter what anyone says.

しかし、「コストに見当った正義」を見失いがちなのも、また、技術者なのです。

However, it is also an engineer who tends to lose sight of "cost with the justice".