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2013-02-03 秋葉原の街からビラを配っている女の子が一人もいなくなる日 [長年日記]

「あなたに100万円を上げます。これを『非日常』の為に使いなさい」

と言われたら、あなたならどうしますか。

結構難しい問題だと思うのですよ、「非日常」を「日常」から案出するのって。

「銀座のクラブで一晩でぱーっと使う」程度ではダメです。

その程度のことは、テレビドラマの中で、十分に「日常」です。

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今日は、大切な打ち合わせが、2つバッティングしてしました。

先に約束が入った方の打ち合わせを優先したのですが、気になったので、一応、別の方の打ち合わせの場所にも、顔を出してみましたが、もう誰もいませんでした。

仕方がないので、そのまま夜の秋葉原のジャンク屋を冷やかして歩いていました。

定番のパーツ屋の方も回ってみようと思い、その方向に向って歩いていたところで、そのパーツ屋の2階の窓から、メイド姿の女の子達の後ろ姿が見えました。

彼女達が、サイリュウムを振り回して、お客の前で踊っている様子が、遠くからでも見て取れました。

とても寂しい気持になってきました。

その後ろ姿からは、明らかに「『やる気ありません』オーラ」が出ていて、そのダンスの動きが大きく、大げささで程に、私は、悲しさと辛さが増してきました。

「自分の仕事に誇りを持って、楽しんで仕事をして欲しい」などと理想論を言うつもりは毛頭ありません。

それに、もしかしてら、私の見間違いで、彼女たちは、本当は心底から楽しんでいるのかもしれないのです。

だけど、私は、その想いを拭えずにいます。

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今日、私は、

真冬の夜の秋葉原の街で、メイド姿や制服姿でビラを巻いている女の子達に、

「これ上げるから、今日はもう上がって、暖かいものを食べて、早く寝なさい」

と、一人一人にお札を渡して、

―― 秋葉原の街から、ビラを配っている女の子が一人もいなくなる日

という「非日常」を実現したいと思いました。