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2011-01-11 「自分の人生を終わりにしたかった」に関する一考察(その3) [長年日記]

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

なにげなく、特許法をパラパラと眺めていて、ふと気がついたことがありました。

特許発明とは、ただの発明ではなく「新規な創作で、自明でない具体化がされている発明」であり、特許権は、そのような特許発明に対して付与されます。

加えて、特許権となる為には、特許発明をしただけでは足りず、国家に対して特許付与の手続を行わなければなりません。

そう、特許権を得る為には、「手続」がいるのです。

もしかして、彼等は、「死刑」という、国家が最高レベルの緻密でかつ厳密な規定で運用されている、

「手続」

が欲しかったのかもしれないな、と思うようになってきました。

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多くの人は「葬儀」という「手続」を経て、人生を終了させることになります。

つまり、「葬儀」においては、故人の過去が語られ、そして故人の死を惜しむという、一定の「手続」が行われます。

どこで生まれ、どこで育ち、何を学び、どのような成果を残し、誰と知りあい、何を考え、どのように生き、そして死んでいったか、が語られます。

さらに、そのような「手続」がなくとも、自分自身で『自分の人生は、このようであった』と纏めるものかもしれません。

# それが良い人生であったか、そうでないものかは、さておき。

突然の事故死や、意識不明のままの病死を除けば、多分死に至るプロセスで、自分の人生を振り返る機会を得ることになります。

自分の死のタイミングを決定できる、「自殺」であれば、なおのことです。

(続く)

(To be continued)