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2013-09-16 動いてしまえば、こっちのもの

私の敬愛する二人のハードSFの巨匠、小松左京先生と、ジェームズPホーガン先生が、立て続けにお亡くなりになったとき、私は心底に堪えました。

あの巨匠たちから、もう作品が創作されないのかと思うと、たとえようもない寂しさがあります。

これを突き詰めて考えれば、「その人」を惜しむのでなく、「その人から生まれるはずだった作品」を惜しんでいる訳です。

そのように考えると、創作者というのは、惜しまれる対象を、いくつも持っているんだなー、と、少し羨ましくなりました。

それはさておき。

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ジェームズPホーガン先生の名作中の名作「未来の2つの顔」は、人間が、コンピュータに対して実験的に破壊攻撃をしかけて、それがエスカレートして、ついに何百人もの死傷者を出す戦争にまで発展してしまう、SFでよくある「コンピュータ対人間の戦争」の話です。

最後に、コンピュータが人間の思考形態を理解するに至って、この話は平和的に解決するのですが、最後に印象深いシーンがあったので、概略を紹介します。

『なるほど、このコンピュータは、人間と共存できる能力を獲得できたのかもしれない。しかし、他のコンピュータはどうだ? この能力を獲得する為に、またコンピュータと死傷者を出すような戦争をやらなければならないのか?』

『なんで? そんな必要ないじゃん。このコンピュータは、確かに『まぐれ』の産物だけど、その『まぐれ』の産物は、無制限にコピーできるんだよ?』

『あっ!』

という話が、このSFの「落ち」になっています。

コンピュータは、その理屈がどうあれ、「動いてしまえば、こっちのもの」という面があるのは事実です。

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このたび、私はWindows7へのSKKIMEのインストールに、「まぐれ」で成功しました。

なんで動いているのか、全然分かりません。

でも動いています。動いてしまえば、こっちのものです。

後は、その手順や構造、あるいはカーネルイメージを、別のコンピュータやシステムに、コピーしまくれば良いのです。

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今の社会を支えているインフラシステムの中には、「まぐれ」で動いているものが含まれていることがあることは、かなり公然の秘密だったりします。


2014-09-16 私は、あの東日本大震災後、「長く続く地震」が本当に怖いのです。

本日、かなり大きな地震がありましたね。

Today, a considerable earthquake happened in Japan.

私は、あの東日本大震災後、「長く続く地震」が本当に怖いのです。

I feel really fear of "long term earthquake" since the the Great East Japan Earthquake.

今日も、オフィスがかなり長く揺れました。

My office also shook considerably for a long time today.

私は、地面を押えつけて、地震を止めようとしていました。

I pressed down the ground and was going to stop the earthquake.

正確には、オフィスのデスクを、両手で力一杯、押しつけていました。

I pushed my desk of the office with both hands as hard as possible exactly.

まあ、私がデスクを押えつけたおかげで、今回の地震は、比較的小さく押えられたようです。

Well, thanks to my efforts, this earthquake seemed to be suppressed relatively small.

本当によかったです。

It is really good.


2015-09-16 ○非日常、○ミラクル(奇跡)、○ラクチン

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

最近、数理ソフトウェアの開発や営業をされている方や、病院関係者の方(全て女性)にインタビューさせて頂く機会を頂いています。

Recently I have chances of interviews for some women who work for development or sale of mathematical software or health care in hospital.

その話を纏めてみると、私は、「ダイエット」なるものに期待されているものを、見間違っていたようなのです。

According to their talks, I noticed that I have misunderstood that what dieter were expecting.

彼ら彼女らが期待しているものは、

I become to know that they are expecting

×ロジック、×数理的な理屈、×データ

No logic, no math and no data

ではなく、

○非日常、○ミラクル(奇跡)、○ラクチン

Abnormal, miracle and easy

であることが、分ってきました

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私は、「ダイエット教」という宗教(またはエンターテーメント)に対して、唯物論を説いているようなものなのでしょう。

What I have done is likely to preach materialism to persons of "dietism" so-called.

ダイエット教に対する、マルクス・レーニン主義 ・・・ では、分かりにくいか。

"Marxism to Christians" ... seems to be difficult to understand.

ディズニーランドで、ミッキーマウスを指さして、「あの中には人間が入っているんだぞ」と叫んでいる、空気の読めないバカ

In the TDL, a foolish person who points an accusing finger at Micky Mouse with crying " a human body is in that "

と同程度のことをやっているんだろうなぁ、と思うんですよ。

What I have done is almost same of the above, I think.

ま、そりゃ、人気が出なくても、仕方ないとも思うんですよ。

So I am sorry but, it cannot help that my columns become less popular.

私はいいんですが、編集部(EE Times Japan)の編集部の皆さんに悪いなぁ、という気持ちはあるんです(本当です)。

To tell you the truth, keeping out of my things, I am sorry for ladies and gentlemen in the editorial department.

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でも、編集長さん、担当さんは、

However, Mr. Chief editor and Ms. lady in charge said that

―― 数字を取り扱う限り、何を書いてもいいですよ

"Ebata-san, you can write anything if you can use numbers"

と、確かに、私におっしゃって下さいました(打ち合わせの時に)。

absolutely at the previous meeting.


2016-09-16 ―― 少くとも、「一流」ではないな

I have already written the story that I hate a phrase of "xx technology that Japanese are proud of". I also have a word I hate extremely. It is

「一流」

"First-class"

です。

未定義のまま使われている言葉は多いですし、私は「定義できない言葉は使うべきではない」という主張には与したくないのですが、

There are a lot of words that are used remain undefined, and I do not want to agree with the assertion that "words that can not be defined should not be used".

―― 少くとも「一流」には、数値が「1」が入っている

"First(1st) class" includes for a numbers "1".

さらに言えば「二流」「三流」という言葉もある以上、「一流」という言葉は、比較可能な単位として使われている訳です。

Moreover there are "second-class" and "third-class" in the world, I think the term "first-class" should have been used as a comparable unit.

ならば、定量的に定義できなければなりません。

Even If so, the world should be defined quantitatively.

もちろん、普遍的な定義である必要はありません(そんなことは無理だろうとも思います)。

Of course, we do not need to be a universal definition (I think also would be impossible such a thing).

しかし、例えば、その言葉を題目とする書籍ならば、最初に、その本の中における「一流」をキチンと定義しなければならない、とは思います。

If there is a book whose title includes "first-class", the author should defined the meaning of "first-class" in the book.

その程度のこともできない著者は、

The author who can not do it, is

―― 少くとも、「一流」ではないな

not a "first-class" person, as a author at least.

という、矛盾した循環ループのロジックに陥いります(私が)。

I also falls into the logic of contradictory circulation loop.

(続く)

(To be continued)


2017-09-16 畢竟、私達の世界は、「しきたり」だけで出来ているといっても過言ではありません。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

この他に、論文は、山のように過去の論文を引用することを、要求されます。

Besides this, paper are required to quote a lot of past papers.

提出要項にも『少くとも10~30の論文を引用せよ』と記載されています(本当)。

Also in the requirement, "please quote at 10 to 30 papers" (really).

で、英文の論文であれば、当然に英語の論文を引用しなければならず、その為には、それらの論文を読まなければならず、

So, if I write an English paper, I have to quote English papers naturally and I also have to read all of them.

For "engineers who are not loved by English", this can be said to be one of the hells on the world.

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そもそも、私、「人の意見」なんぞ聞かない人間なんですよ。

In the first place, I am a human who does not ask "people's opinion".

だって、聞いていても、楽しくないじゃないですか、他人の正論って。

Because, even if listening to another person's justice?, is it fun for you ?

すべての人の話をキチンと聞く?

Listen to the story of everyone telling you?

はぁ?

Huh?

そんな人は、「人の意見を聞くだけで、一生を終えればいい」んですよ。

Such a person should finish his/her life, just listening to people's opinions.

・・・・すみません、どうにも気持ちがささくれ立っていまして、思わず「正論」を吐いてしまいました。

... I'm sorry, my feelings are annoyed, so I inadvertently vomited "justice".

閑話休題。

Back on topic.

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論文の執筆や手続が、どうにも良く分からなくて、その学会の事務局にメールで質問しています ―― 英語で。

I am not sure how to write the paper and to operate the procedure, I am asking the secretariat of the academic association by e-mail - in English.

事務局の窓口の方は親切な方です。丁寧に色々応えてくれます ―― 英語で。

The person in charge of the secretariat is very kind. It politely responds variously - in English.

しかし、メールに記載されている、事務局の方の名前、どう見ても、日本人なんですよね。

However, the name of the secretariat, which is described in the e-mail, is like Japanese name, no matter how I look at it.

所在地も"Tokyo"って記載されているし、私も"Yokohama"と記載た会社の住所を送付しているし。

The location includes "Tokyo" and I am also sending the address of the company stating "Yokohama".

北欧やアフリカや中東どこかに、"Tokyo"という街がないとは言い切れませんが、ちょっと可能性は低そうです。

Somewhere in Scandinavia, Africa and the Middle East might be called "Tokyo", however , the possibility seems to be low.

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日本国内で、日本人同士が、英語のメールを交換する。

In Japan, Japanese people exchanges English messages.

―― なんという無駄なことを

"What a useless think they do!"

と思われるかもしれませんが、こういうアカデミズムの世界にあって、

I agree with you, however, in the world of such academism,

"オフィシャルランゲージ = 英語"

"Official language = English"

というのは、それほどに強い力を有しているのです。

It has such a strong power.

これが、「しきたり」というものです。

This is "customs".

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「しきたり」というと

When we say "customs", we make images as follows,

■旧家でである、旦那の実家では、嫁さんは新年会には出られずに、台所でひたすら食事作りと、給仕をするだけ ―― とか、(実話)

- In the old family, at the husband's parents home, his wife should not join the New Year's party, Just to make meals in the kitchen, or just to serve dishes (true story)

■大晦日の夜には、配偶者の親戚全員が応接室に集まり、ソファーに座り(背筋をのばして)、NHK交響楽団の年末コンサートを視聴する、―― とか、(実話)

- On the night of New Year's Eve, all relatives of the spouse gathered in the drawing room, sitting on the sofa (stretching the spine), and watching th NHK symphony orchestra's year-end concert (true story)

というものを思い浮べそうですが、

畢竟、私達の世界は、「しきたり」だけで出来ているといっても過言ではありません。

In conclusion, it is no exaggeration to say that our world is made with just "customs".


2018-09-16 私も江端さんと同じように、自分の親は自分で殺します。

以前、

Previously, I wrote a diary whose title is

"I have to make a decision to "kill" my father"

という日記を記載しました。

これを読んで頂いた、以前、コラムでお世話になったお医者様の

The doctor who read this diary, and got me advice, that name is

"Dr.Shibara of "Shibata report" or Self-proclaimed "Dr.Shibata in cutting in two under train wheels""

より、以下のメールを頂きました。

gave me the following mail.

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このメールを読んで、私は非常に感銘を受けました。

I read this email and I was very impressed.

このメールは、多くの人に読まれるべきメールであると考え、私は、シバタさんにメールの全文公開をお願いして、ご許諾を頂けました。

I thought that this e-mail is an e-mail to be read by many people. So I asked Dr.Shibata to publish the full text of the e-mail, and got permission.

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江端智一様

Mr. Tomoichi Ebata

まずは御尊父様のご冥福をお祈り申し上げます。

First of all, I pray from the bottom of my heart that your father's soul rests in peace.

日記を拝読いたしました。

I have read your diary.

大変な覚悟をもって「殺した」という表現をされたことと思います。

I think that you could use the expression of "killing" with your serious preparedness.

そのような意味では、私も、これまでに数十人の患者を殺してきました。

In that sense, I have killed dozens of patients so far.

本人または家族が健康の回復を私に依頼し、それが達成できなかったということです。

That means, the principal or their family asked me to restore the health, and I could not achieve it.

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世の中の多くの死は、医療にかかり、しかし回復に至らないという点で、医師は年に百万の単位で人を殺し続けています。

The doctor continues to kill people in units of one million a year, in terms of medical treatment but not recovering.

半世紀ほど前までは、医師が独断で死に方を指定することがまかり通っていましたが、このようなpaternalismは徐々に廃れてご本人やご家族の意思が尊重される時代になってきました。

About half a century ago, it was clear that doctors would be willing to designate how to die, however, such paternalism has gradually become obsolete and the will of the principal and family is respected.

これは、ある意味では、殺し方の決定権を家族に押しつけています。

In a sense, this is forcing the family members to decide how to kill them.

そして、医師が実行犯です。

And the doctor is a criminal.

In your column, whose title is "Work style reform(10) elderly care - Sacrifice by medical advances) you wrote, we have to face "the era when you must choose a way of killing" for the first time in the history of humanity.

これまでは、できる限りの延命(人工呼吸器や高カロリー輸液によって)を選択することが多い時代がありました。

Up to now, there was a time when choosing the maximum possible life extension (by ventilator or high calorie infusion) as much as possible.

その結果(と断言はできませんが)「自分の親の殺し方を間違えた」と後悔を身をもって感じている人が今の団塊の世代に多い印象があります。

I have the impression that there are many people in baby-boomers era, that feel regrets, "I made a mistake in murdering my parents(Although I can not assert it).

「苦痛となる処置を避ける(≒死期を定める)」という選択は、尊厳死の概念と共に徐々に一般的になってきている印象がありますが、これには、先の世代の膨大な量の後悔の塊、怨念と怨嗟がこもっています。

There is an impression that the choice of "avoiding painful treatment (that is equal to defining the death period)" is gradually becoming increasingly common with the concept of dignity death, however I think that this includes enormous amounts of repentance, generations and grudges of the previous generation.

今の死の臭いの薄い時代、「いつかあなたが親の命の終わり(≒親の殺し方)を決める時が来る」という現実を学ぶ機会が必要なのかもしれません。

A age of the light smell of death, we might have to learn the reality that "Someday the time will come when you decide the end of your parent's life (how to kill your parents)"

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私も江端さんと同じように、自分の親は自分で殺します。

I will kill my parents by myself as well as Mr.Ebata.

だれかに譲るつもりはありません。

I will not give this role to someone.

弟がおりますが、恐らく私は我を通すでしょう。(でも、ケンカになったら折れてしまうとも思っています。それが私です。)

I have a younger brother, but perhaps I will get my own way.(But I also think that I will break if I become a fight. It is me)

もし私自身が死ぬときには、自分自身の意志を表明できない中で、自分の子供が熟考の末に私の死に方を決めて殺してくれるのであれば、赤の他人の医師に死に方を決められるよりも満足して死ぬことができると信じています。

When I die, I believe that if my child decides my way of death after the contemplation even when I could not express my thought, the decision is better than a doctor as a stranger.

(私の死に方を自信を持って決めてくれるような大人に育って欲しいと願っています。)

(I hope that my child grows up to adult who will decide the parent's death confidently.)

そのようなわけで、御尊父様におかれましては、大変な孝行息子に恵まれたのだなあと、思いました。

As such, I thought your father was blessed with a excellent filial piety.

合掌

Praying hands.

シバタ

Shibata

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