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2007-09-02 PCT

特許協力条約(PCT : Patent Cooperation Treaty)は、手続の複雑さを理解することを諦めてしまえば、その制度趣旨や効力は、大変素晴しいものだと思っています。

まず。複数の国に出願する場合に、(とりあえず)一つ特許出願しておけば、世界中のPCTの加盟国に対して、出願の「唾つけ」ができるという点が凄いです。

さらに、最終的に「どの国に出願しよーかな~~」と考える時間が2年6月もの長い間与えられるというのは、出願人にとっては大変助かるのです。

何故なら、特許出願した発明が「当たり」そうか「ハズレ」そうかを、その2年6月待っていれば良い訳ですから(「ハズレ」そうなら、ほっとけば、そのまま取下扱いとなります)

ま、細かいことを言いだすときりがないのですが、1世紀以上の前に制定された「パリ条約」を援用した、パリ条約に匹敵する優れた条約である、と、私は信じています。

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さて、この制度を提唱した国、実質的リーダが、実は、我が国であったと知ったのは、先日のこと。

これは、本当に凄いことです。

IEFTのドラフトやらRFCなんぞ屁でもない。

間違いなく、これから100年のオーダで生き続ける国際的な特許制度のスタンダードであり、現在世界137ヶ国で現在進行形で動き続けている世界統一規約なのです。

パリ条約に匹敵するものを、前世紀の世紀末に日本人が作り上げたことを、もっと日本人(特に偉い人)は、自慢しまくるべきです。

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しかし、なんで、こんな凄い制度の名前が、"PCT(Patent Cooperation Treaty) 「特許協力条約」"なんて、出所の分からない辛気くさい名前なんだ。

その主導的立場の人の名前を入れたって良いと思うぞ。
# 例えば、「『江端』特許条約」とか。

ま、それは無理として、パリ条約、マドリット協定議定書、京都議定書・・・、全部、地域名を冠しているのですから、普通に考えると「東京特許条約」。

これはきっと、実存するものとしての「早口言葉」として、子々孫々と呼ばれ続けていくでしょう。

# 因みに、「東京特許許可局」という局は存在しません。

もっとも「東京」ではありふれているというのであれば、

「『霞が関』特許条約」、「『千代田』特許条約」・・・ふむ、案外つまらんものですね。

ここは、やはり「『溜池山王』特許条約」これですね(地下鉄の駅名)。

なんか良く分かりませんが、『梁山泊』のような、伏魔殿のような感じが良く出ています

このような自己主張が国際的にも許されるかどうかはさておき、改名権は我が国にあると思うのですが、いかがでしょうか > 特許庁長官殿


2013-09-02 我々の労働時間が、1/4300万 になっていないのは、何故なのでしょうか?

どこぞの著名なソフトウェア会社が、来年の4月でOSのサポートを止めるというものですから、今、パソコンのOSの総入れ替えをやっております。

これまでの私なら、

―― サポートだぁ、そんなもんに、最初から当てにしていないし、そもそも、あんた、私をサポートしてれたことあるか?

というスタンスだったのですが、

さすがに、セキュリティパッチが期待できないという状況は、私でも「怖い」と思います。

パソコン1台でもやられたら、我が家のパソコンは勿論、ホームセキュリティシステムが、根こそぎやられる可能性があります。

しかし、それにしても、面倒くさい。

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家には、現在7台のPCがあるのですが、できるものなら、全部Linuxにしてしまいたい。

しかし、それをやると、

■嫁さんがフリマのチラシを作れなくなり

■娘達が私の原稿のイラストを描けなくなり、

そして、彼女らの友人から送付されてきたワードやらパワーポイントのファイルを取り扱えなくなる、と

もちろん、別のやり方もありますが、それを嫁さんや、娘たちに強要することは、論外です。

当然メンテナンスは、全部、私が面倒みなければならない。

ああ、本当に面倒くさい。

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この貴重な週末、OSの入れ替えで音がでなくなったノートPCのドライバを求めて、6時間。

メーカは新しいOSのサポートしていないし、配布先メーカは合併してもうドライバを配布していない。

ここは、PCを諦めて捨てる、が「正解」なのですが、そうも言えないのが、我が家の経済状況です。

OSがドライバのインストールを弾こうとするのを、力づくで押えつけて、無理矢理嵌め込みました。

なんか、誰かに、似わわない服を無理矢理着せるような、気分の悪さです。

コンピュータが高性能になるのに併わせて、我々はどんどん不幸になっているように思えます。

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私は、MS-DOSがあって、BASICと86アセンブリがあれば、結構幸せだったと思うんですよ。

技術は進歩し過ぎたなぁ、と思います。

1988年から2003年の15年間で、コンピュータの処理能力は4300万倍になったそうです(出展:「機械との競争」) 。

私の頭脳の処理能力は、1.0を中心に±0.05程度しか変動がないのに。

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コンピュータの処理能力が、4300万倍になったのであれば、

我々の労働時間が、1/4300万 になっていないのは、何故なのでしょうか?


2014-09-02 「炒飯(チャーハン)って、スルスル食べれるよね」

昨日、「スルスル」という言葉を使いましたが、我が家では、この擬音はかなりの頻度で使われています。

Yesterday, I used the word "smoothly". All of our family has often used this echo-word.

特に、週末の昼食で、嫁さんが頻用します。

Especially, my wife always uses the word frequently.

「炒飯(チャーハン)って、スルスル食べられるよね」

"We can eat fried rice smoothly"

「ホットドックって、スルスル、入ってくるよね」

"We can have hot-dog smoothly"

「お好み焼きって、スルスル無くなっていくよね」

"Okonomi-yaki becomes fading smoothly"

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つまり、私たちが、これらを「食べ過ぎ」てしまうのは、

After all, the reason why we should eat to excess is

■私たちには責任はなく、

- Not our responsibility

■「スルスル」食べることができてしまう、

- But the food's one that can let us eat smoothly

■「食材」の方に責任がある、

という、意思の表明です。

That is a strong will that we want to declare.


2015-09-02 褒めて伸ばしましょう、人も会社も。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

褒めて伸ばしましょう、人も会社も。

Would you try to encourage both person and company with praise ?

最近、私は褒めずにはいられない会社があります。

Recently I cannot praise a company too much.

サントリーさんです。

It is "Suntory Co."

2ヶ月くらいまえから続いている、「クラフトセレクト」ビールの限定シリーズが「美味しすぎます」。

New beers that Suntory Co. has presented since two month ago, as a "Craft Select" series, are "too delicious".

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私は、米国赴任中に、エールビールの美味しさに目覚めました。

When I lived in the U.S for my work, I noticed great taste of ale beer.

その後、週末、地元のビュリューワリーに出向いて、ガロンボトルにビールを詰めて貰うくらい、飲みまくっていました。

After that, I went to local breweries every weekend, and asked them to bottle beer. Everyday I drunk and drunk the beer.

しかし、日本では、圧倒的にラガービールが主流で、たまにエールビールを見かけても、普通のビールの倍の値段で、しかも、私には美味しく感じられませんでした。

Unfortunately, lager beer is overwhelmingly popular in Japan. If I happen to find some ale beer, the cost is more than twice and I don't think the taste is good.

ところが、このサントリーさんのエールビールは、本当に「美味しい」。

However, the ale beer of Suntory Co. was really delicious.

私にとって、日本のビールの大半は、半分くらい飲んだところで、苦みやらくどさやらで、飲むのが辛くなるのですが、このシリーズのビールは、最初の一口から、最後の一滴に至るまで、全部美味しい。

For me, many Japanese beers are not so good, because they becomes prolixity and biter. But the tastes of the Suntory beers are really good from the first sip to the last drop.

このビールがコンビニから姿を消した時は、本気で泣きそうになりましたが、

When these beers went out at convenience stores, I was really close to tears.

エール、ビター、メルツェン(というのは、良く知らないのですが)、とにかく、

But I has been happy since I knew the "craft beer" series as the above.

今や、サントリーさんのビールは、私の生きがいとなっています。

These beers of Suntory Co. are reason of my life absolutely.

毎晩、このビールを思い浮べて、夜中の特許明細書の実施例の執筆をがんばっています。

Every night, I am struggling against witting a patent application, with thinking these beers.

(続く)

(To be continued)


2016-09-02 「カンタン」は常に正義です。

ラズベリーパイが、ハンパなく凄いです。

One board computer, "Raspberry Pi" is enormous great.

インストールや設定が、ほとんどコマンド一発で終ってします。

Constructions and installs will be completed by just one command line.

プライベートなサーバとして、性能的にも申し分ありません。

There is no desired about the performance as a private server.

特に、物理的な稼動装置(HDDなど)が「ない」のは、本当にいいです。

In special, it is very good that there is no physical driving mechanism.

基本的に、動いたり回ったりするものは、基本的に壊れやすいものですから。

Because any device that moves and circles is frangible basically.

マウスもキーボードもディスプレイも、何の問題もなく一発で接続に成功しました。

Mouse, keyboard and display were installed just one time without problems.

「カンタン」です。

In conclusion, it is "simple"

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「江端は一体何をいっとるんだ?」と思う人がいるかもしれませんので、ちょっとお話します。

You might think "what Ebata wants to say on earth?", so I will tell you my stories of the past.

昔のワンボードマイコンときたら、

As for "one broad micro computer" of the past.

■先ず、ディスプレイの表示に失敗する。従って、頭の中で、「こいういうコマンドを入力したはず」と、ディスプレイのドライバの起動コマンドをイメージして(で、大抵、なんども失敗を繰り返す)

- Firstly, I failed to show any message on the display. So I had to make a image of the message in my mind, and input the command and return the key. Of course, I failed it over and over again.

■キーボードが変な文字を出力するので、キーの対応テーブルを自作したり、

- Secondly, the keyboard output stranger characters, so I had to make a conversion table by myself.

■マウスを認識させるのに、ドライバを何度も入れ換えたり、

- Thirdly, I had to install device drivers again and again to use the mouse,

■そうしている内に、別のドライバを破壊して、全部最初から遣り直したり、

- Finally the micro computer was ruined by conflicts among device drivers.

と、そういう、忌しい思い出の集大成なんですよ、ワンボードマイコンという奴は。

Anyway, "one broad micro computer" is grand sum of my nightmare for me.

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とは言え、私は、『じゃけん、今の若者は、ラクをしすぎとる』という、ジジイの戯言に与する気持ちはサラサラありません。

However, I don't want to say "Today's young people don't know the burdens" like complaint of old.

「カンタン」は、常に正義です。

"Simple" is justice at any case.

私は、この「カンタン」という正義を、さらに「カンタン」にして次の世代に伝承することが「技術の継承」であると思っています。

I think that "technology succession" is to make it more simple and leave the "justice" to the next generation.

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ちなみに、ここ数年、私を驚愕させた「カンタン」技術は、

By the way, technologies of "simple" that really surprised me are,

初音ミク、ベイズネット、Unity、EtherCAT、そしてラズパイです。

"Hatsune Miku", "Baysian network","Unity", "EtherCAT" and "Raspberry Pi". though,

ここに、"ビッグデータ"やら、"人工知能"は、1mmも入っていません。

"bigdata" and "AI" are not left in my mind at all.


2017-09-02 『わたくしにとって敵なのは、あなたの名前だけ。たとえモンタギュー家の人でいらっしゃらなくても、あなたはあなたのまま』

次女が、英語の宿題として英語の本一冊の感想文が課せられているそうです。

The second daughter should do a homework for summer vacation, to write impressions of an English book.

選んできたのが「ロミオとジュリエット」

She chose "Romeo and Juliet" and I though

―― 一体何考えているんだ?

"What on earth is she thinking?"

と思いました。

シェイクスピアといえば、その翻訳や解釈で、今や一つの学問として成立しているくらいなのに、なんで、よりによってそんな面倒くさいものと選ぶんだ、この娘は?

Speaking of Shakespeare, it is now established as a single discipline for the translation and interpretation. Why is she going to choose that much more troublesome, this girl?

と思って、ざっくり見たら、一応、簡易バージョンだったようです。

When I looked at the book, I noticed that it was a simple version.

で、まあ、仕方がないので、解釈を手伝っていたりするのですが、翻訳しているこっちが恥しくなるような台詞の山で、ウンザリしています。

Anyway, I have no choice, so I am helping with interpretation, However, there are a lot of shameful lines in the book, so they annoy me.

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When I said,

『わたくしにとって敵なのは、あなたの名前だけ。たとえモンタギュー家の人でいらっしゃらなくても、あなたはあなたのまま』

"The only enemy for me is your name. Even if you are not a Montague, you remain yourself."

と、訳していたら、

次女に、

She said to me

「気持ち悪い 」

"Creepy"

と言われました。

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一体、私にどうしろと。

What do you expect me ?


2018-09-02 「天才は、自分の天賦の才(天才)に無自覚である」というのが、私の観察結果です。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

この「自分の無能さ」という安心感は、私の行動原理の源です。

This sense of security as "my incompetence" is the source of my behavioral principle.

『多少の無茶をやったとしても、私が社会に与える影響は知れている』という安心感があってこそ、私は、

I have a sense of security that "even if you do some unreasonableness, the influence on society is nothing serious". So I can

■手当り次第、エクセルでグラフを作り、

- make just any graph with Excel,

■いい加減なシミュレーションプログラムを量産し、

- mass-produce sloppy simulation programs,

■好き勝手にコラムを書く、

- write columns without permission,

ことができる訳です。

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ただ、最近、

On the other hand, I think recently,

―― 私のこの行動原理は、案外、(無能ではない)多くのエンジニアや研究者も持っているのじゃないかなぁ

"I wonder if (not incompetent) many engineers and researchers, also have the same of my behavioral principle , unexpectedly"

とも思うのです。

私のこれまでの人間観察の範囲では、優れた成果を上げた人は、自分のことを「凄い」と思っていないようなのです。

In my range of human observation so far, Those who have achieved outstanding results, do not think of myself as "amazing".

彼等は、彼等自身の自分の能力を、良い方向には客観的に評価できないのです。

They can not objectively evaluate their own abilities in a good direction.

自分の研究成果を『運が良かった』と言い、実際にそう信じている。

They say that their research results are just results of "lucky", and they truly believe so.

逆に、自分のことを「凄い」と見せようとする人は、私の基準では「全然凄くない奴」(人のアイデアや成果をパクっているような奴)だったことが多いです。

On the contrary, those who try to show myself as "amazing",are not "amazing" at all from my viewpoint. (For example, the person who lost others achievements and fruits).

「天才は、自分の天賦の才(天才)に無自覚である」というのが、私の観察結果です。

My observation result is that "Genius is unaware of their genius".

だからこそ、彼らは、無自覚に無邪気に、大量殺戮兵器や、超高効率の炉(但し、暴走したら止める手段のない炉)を、バカスカ発明してきたんじゃないかな、と思うのです。

Therefore, I think that they had invented unnoticedly innocent, mass-destroying weapons and ultra-high efficiency cores (however they has no means of stopping after runaway). ,

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この日記で、私が皆さんに申し上げたいことは、

In this diary, what I would like to tell you are:

―― 世の中の多くのエンジニアや科学者は、「レスキネン教授」と同じ思考パターンで生きている

"Many engineers and scientists in the world live with the same thought pattern as "Dr.Leskinen"

ということであり、

and,

彼等を使用するに際しては、私の「使用上の注意」を良く読んだ上で、活用頂くよう 、ご留意頂きたいということです。

Before using them, I'd like you to keep in mind that you should read my "Usage Notes" first.