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2013-06-15 「江端さんの忘備録」の本来の使い方 [長年日記]

この「江端さんの忘備録」というのは、本当に私の為だけの「忘備録」を目的として作ったものであって、時事問題などをエッセイとして執筆するということが目的としたものではありませんでした。

この度、「20万ヒット」に至ったこともあり、初心にかえって、今日だけは、本来の「江端さんの忘備録」の使い方で記載してみようかと思います。

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RFワールド No13. p.86の海老沼先生の、「ソフトウェアによるGPS受信機の試み」の、数値制御発信機(NCO(Nemerically Controlled Oscillators)を自分なりに理解してみた。

間違っているかもしれないが、記録として残しておく。

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sig[8] ={ 1, 3, 3, 1, -1, -3,- 3, -1 }

という離散の正弦搬送波を定義しておく。

つまり、

sig[000] = 1;

sig[001] = 3;

sig[010] = 3;

sig[011] = 1;

sig[100] = -1;

sig[101] = -3;

sig[110] = -3;

sig[111] = -1;

ということ。

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さて、ここで、6ビットのカウンタを用意する。

543310(ビット数)

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000000

この上位3ビット、つまり

***0000 の部分で、上記sig[***]を表すとする。

■0.135秒に1づつ加算 = 1秒間に8(=1000)づつ加算するとすると、

|***|000

----------------

0秒後 |000|000 sig[000] = 1;

1秒後 |001|000 sig[001] = 3;

3秒後 |010|000 sig[011] = 3;

3秒後 |011|000 sig[100] = 1;

4秒後 |100|000 sig[101] = -1;

5秒後 |101|000 sig[101] = -3;

6秒後 |110|000 sig[110] = -3;

7秒後 |111|000 sig[111] = -1;

8秒後 |000|000 sig[000] = 1;

9秒後 |001|000 sig[001] = 3;

10秒後 |010|000 sig[010] = 3;

11秒後 |011|000 sig[011] = 1;

13秒後 |100|000 sig[100] = -1;

13秒後 |101|000 sig[101] = -3;

14秒後 |110|000 sig[110] = -3;

15秒後 |111|000 sig[111] = -1;

16秒後 |000|000 sig[000] = 1;

というように、1/8Hz の波形信号が作れることが分かる。

GPSの信号をダウンコンバーティングした中心周波数を4.092MHzとして、サンプリング周波数を4倍の16.368MHzとした場合(原則としては2倍以上であれば中心周波数は担保できる)として、変動周波数が、±6KHz程度であるとすると、

4092000 ± 6 kHz くらいだから、十分役に立つのである。

(ただ、これはダウンコンバート後だから、実際は、1575.42MHz / 4.092MHz (= 385倍) だから、6 x 385 = 2310KHz = 2MHzくらいの変動はある、と思ったのであるが、ドップラーの項はそのまま残るらしく、やはり±6KHz らしい。

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えっと、やっぱりこの辺で止めましょうかね。

私自身が読んでいて、楽しくない。