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2012-04-09 『将を射んと欲すれば「将」を射よ』(続き) [長年日記]

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

付き合ってきた彼女達には、私の、その浅学で、狭量で、卑怯な人間性を、直ちに見破られてた ―― のだろうと思います。

とは言え、「浅学」「狭量」「卑怯」は、上書きできない、私の本質的な属性であったし、「優しさ」とか「愛情」やらを、自分の属性だと主張する程、私はずうずうしくもありません。

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『将を射んと欲すれば「将」を射よ』の戦略として、私は

「誠実」

を全面に出しました。

「恋愛における誠実」とは、ぶっちゃけて言えば「恋愛の2トラックを実施しない」。意訳すれば「二股かけない」で、まあ良いでしょう。

# そもそも「2トラック」できるだけの器量もなかったけどさ。

しかし、私の「誠実」戦略ほど「不誠実」なものはなかったと思います。

なにしろ、「誠実」であることのメリットは、誠実そのものではないと思っていましたから。

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私の考える「誠実」のメリットは、以下の通りです。

(1)安い

「誠実」はコストが安いです。嘘をつきそれを重ねることに比べると、高等な技術や知能は不要で、リスクもありません

(2)簡単

また「誠実」はシンプルです。2つめの誠実とか、複数シナリオを必要せず、ただ、どのような場面であれ、誠実であることだけを実施すれば足ります。

(3)長期戦略向け

さらに「誠実」は、長期戦略に向いており、今のトレンドにも会っています。晩婚化がデフォルトになっている以上、姑息な「技」を駆使した短期戦略より、勝率が高いです。

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つまり、「誠実」とは、

○頭が悪くて、

○トラブルに高速に対処する能力もなく、

○学力も知識も乏しく、

○そもそも「愛」という無体物を理解できない、

○浅学で、狭量で、卑怯な

そういう人間に適した、

『最適戦略』

そのものなのです。