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2010-03-27 結婚式に関する一考察 [長年日記]

結婚式を予定されている人の中には、

『既成のメニュー、マニュアル化した結婚式はしないぞ』
『独自性を表現した、個性的な結婚式を企画するぞ』

と思っている方が多いと思います。
(というか、ほとんどの人がそう考えると思う)。

その一方で、

『あれほどの企画力と実行力を有するあの人が、なんで、こんな普通の結婚式を?』

と思われたことはないでしょうか。

色々と理由はあるのですが、結論から言うと、
既存の結婚式のメニューは、『よく出来ているから』です。

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まず、

○思うような会場が取れない。交通の便で問題がある
○スポンサーである両親の言い分を無視して実施することはできない
○将来の伴侶との合意が取れない。または合意に至るまでに時間を要する
○人生最大級の試練の時期であり、メンタル的にも相当不安定である
○企画している時間がない
(結婚前の激務は、ちょっと言葉では言い尽せない。思い出すだけで、睡眠不足の吐き気がよみがえる)

というのは、まだ付帯的理由。

最大の理由は、

○理想の結婚式を実現する「予算」が確保できない。

に付きます。

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比して、既存の結婚式は、

○スタッフの経験値が、恐しく高い
○会場、イベントについて、基本的に考える必要はない
○細部の変更等にも応じてくれる場合が多い
○将来の伴侶とも、妥協しうる点で設定されている
○結婚式後の生活に、思いを及ぼせる余裕がある

そして、

○予算が妥当である

ということですね。
(非日常的金額ではありますが)

加えて言えば、

○独自性を貫いた結婚式は、大抵の場合、理想から相当かけ離れたものになってしまう

という現実もあります。

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既存の結婚式を無条件に肯定するものではないのですが、これが、多くのカップルが、既存結婚式メニューを採用する(採用せざるを得なくなる)理由です。