悪夢の共通一次試験



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悪夢の共通一次試験

私が高校を卒業する頃、大学入試センタによる『国公立大学共通一次試験』と言う試 験制度がありました。共通一次試験とは、高等学校の5教科(国語、英語、数学、理科 (物理、化学、生物、地学)、社会(政経、倫社、日本史、世界史、地理))から7科 目を選択し、マークシートで解答を行う1000点満点の試験で、国公立大学を志望す る受験生は、全員この試験を受けなければなりませんでした。共通一次試験の後、受験 生達は志望大学で二次試験を受け、この両方の試験結果によって合否が決まりました。

この試験の特徴は、大学入試センタが試験の得点を本人に通達しないことです。本人 が自己採点を行って自分の得点を推測し、その推測した得点を参考にして2次試験の願 書を提出するのです。受験生達は受験をした次の日に、予備校が発表した新聞発表の解 答を使って、自分の試験の得点を決めていくのです。

当然のことですが、受験生本人にとって自己採点は辛い作業でした。

必ず出てくるケアレスミスによる誤答は勿論、一番最初の問題を間違えたばっかりに 、連鎖的に全ての解答が全滅する事もありました(私はこれをやって、数学の点を2割 弱失うという忌まわしい思い出がある)。

自分の愚かさを大声で叫びたくなる悲痛な思いに耐え、血が出てくるほど強く握った 拳を震わせて行う自己採点。これが地獄でなくて何でしょうか?

自分自身のテストですから、ついつい甘い点をつけてしまいたくなりますが、自分の 点を高く見積もってしまえば大変な事になります。実際の得点は、自己採点より低いわ けですから、合格の可能性がぐっと落ちてしまうのは明白です。

また、自己採点を甘く見積もったために、大学に願書を出したもの、二次試験を受け る前に不合格を告知される、『足切り』と言う憂き目にあわないとも限りませんでした 。

とにかく、受験生達は正確な一次試験の得点を知ることなく、二次試験を受けに行か ねばならなかったのです。そして、その一次試験の得点は、大学入試センタのコンピュ ータデータ管理室に厳重に保管されたまま、教えてもらうこともできませんし、恐らく これからも永遠に知らされることはないでしょう。

しかし、私はどうしても知りたいのです。

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高校3年生の冬、年を越して2週間が過ぎた週末の日曜日、私は愛知県刈谷市にある 愛知教育大学のキャンパスを歩いていました。風はそれ程強くありませんでしたが、ど んよりとした灰色の雲が空を覆って、朝も昼も気温が変わらない寒い日でした。

その日は、大学まで直通する臨時バスが増発され、乗客を満載したバスが次々とキャ ンパスの入口に到着して、大量の受験生達を吐き出して行きます。バスから降りた受験 生達は、皆無口のまま大きなうねりとなって、同じ方向に流れて行きます。場所を探す という風でもなく、ただ前の人間の歩いている方向についていっていると言う感じで、 皆黙々と歩いて行きます。

やがて、十数枚の大きなベニヤのパネル全面に貼られている、部屋割りの掲示板が見 えて来ます。すでに暗記してしまっている受験番号ですが、もう一度鞄から受験表を取 り出して、教室を確認します。

共通一次試験では、受験場は受験生の家から適当な最寄りの大学が選ばれ、受験番号 は受験生の氏名の五十音順に振られていましたので、私の教室には「え」から始まる名 前の受験生が集まっていました。自分の席を見つけると、とりあえずはほっとしてその 席に座ってみるのですが、何だか落ち着かず回りをきょろきょろして、友達がいないか 探してみたりする受験生もいれば、アンダーラインの書き込みで真っ赤になったぼろぼ ろの年期の入った参考書を開いて、最後の抵抗を試みる受験生もいます。

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しかし、試験が始まる数十分前の、受験生達にとって最も関心の高い場所と言えば、 「トイレ」でしょう。

試験中に尿意便意をもよおした場合、試験に与える影響は計り知れないものがありま す。苦痛による集中力の低下、挙動不審による試験官の心証への配慮、途中退出による 受験時間の減少、あるいは試験場への再入場の禁止指示。

どれをとっても、試験前のナーバスな受験生達には、少しもありがたい話ではありま せん。便意尿意をもよおしていない受験生達までもが、トイレに殺到する事実を、一体 誰が責めることができましょう。

混雑した受験場のトイレでは、実に不思議な現象が起ります。トイレの中と外では時 間の流れ方が違うのです。トイレの外では非常に時間がゆっくり流れるのです。

『あ〜、こいつ遅いなあ。何をゆっくり用を足していやがるんだ、この野郎。こんな 時こそ、相互援助の精神を発揮して、明日を担う若者と言えるのだろうに。大体、ドア を閉めるのに3秒、ズボンを降ろすのは遅くとも10秒もあれば終わるだろう。パンツ なぞは5秒で十分だ!! 往復で36秒、だから24秒以内でことを終われば、だれで も一分で交替できるんだ。どうしてそんなことが分からん!このグズ!!お前みたいな 奴が、マークシートの順番を一つ違いで間違えて、土壇場で青くなって、志望校の変更 をするんだ。そうだ、そうに決まった。』

と怒りくるっていますが、これが、ドアが空いて自分の順番になったとたん、

『少し、ゆっくりしすぎたが、まあ、お前も今日は腹の調子が悪かったのだろう。お 互い今日は頑張ろうな。』

と柔和で安定した精神状態に変わります。

そして、ドアを閉じて、その3次元の空間が我が物となった瞬間から、まるで新しい 領土を攻め落とした王侯の気分の変ります。あの気分はなかなか普段の生活では味わえ ない、非日常的で感無量の瞬間です。

『ふっふっふ。もはやこのトイレは完全に私が制圧・占拠した。ここに、このトイレ の独立を圧倒的に宣言する。』

試験前のプレッシャーに押し潰され、既に歪んだ精神状態の受験生がトイレに一人・ ・・。

『しかしながら、私は他の利己主義者たちとは違う。やはりここは男らしく最速のス ピードでことを済ませるべきであろう。』と私は、可能な限りのスピードで、一連の動 作を行い、速やかにトイレを明け渡したのでありました。

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どの試験でもそうですが、一番最初の試験の始まる10分前はプレッシャーがピーク に達する時間です。既に答案用紙も解答用紙も配られていますが、受験生達はそれに手 を触れることを許されません。試験官から注意事項の説明があった後は、受験生達は水 を打ったように静まり返った教室の中で、迫り来る試験開始の号令をひたすら待たねば なりません。『こほっ』と誰かが咳き込むと、教室の中の受験生達の間から咳き込む声 が次々と広がって行きます。試験官は、まるで教壇でずっと立っていることに気兼ねす るかのように、用もないのに受験生達の机の間の通路を、歩き回っています。

共通一次試験の最初の科目は「英語」。一冊の冊子にまとめられた答案用紙の第1ペ ージ目には、試験の注意事項が記載されていますが、その裏側に印刷されている、第一 問目の「発音問題」もうっすらと見えます。透かして逆さに見える英単語を推測してみ たりしながら、試験前の重苦しい空気になんとか耐えてみたりもしたものです。

「始め!!」

の合図と同時に、受験生達は一斉に答案用紙を開きます。

こうして、受験会場数百箇所、受験者数二十数万人、そして受験生達本人にとっては 、丸一日数時間にも及ぶ、世界でも例のない史上最大の大学入学試験が、同時刻に一斉 に始まるのです。

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数学の試験中のことでした。

この年、数学の試験では受験生は勿論、あらゆる予備校、受験産業関係者、高校教師 達を驚かせる一つの事件がありました。

アスタリス「*」です。

数学の共通一次試験は、問題に対して必ずしも解答が用意されている訳ではありませ ん。例えば以下のような問題があったとしましょう。

問1 以下の計算問題の解答を求めよ。
   60÷5=OO(Oはマークシート)

この場合の解答は「12」になりますので、最初のマークシートには「1」次のマー クシートには「2」が入るわけです。この解答は2桁になりますので、当然マークシー トは最低2つ必要になります。では、もしマークシートが2つあるのに、解答が1桁だ ったとしたらどうなるのでしょうか。下のような例になります。

問2 以下の計算問題の解答を求めよ。
   60÷12=OO(Oはマークシート)

この場合の解答は「5」となりますので、マークシートは2つ必要ありません。この 場合、最初のマークシートには「*」というアスタリスがはいり、次のマークシートに は「5」が入ることになります。

しかし、このアスタリスは共通一次試験試行以後、たった一度もつかわれたことがな く、予備校教師、高校教師達は「今後ともアスタリスが使われることはない」、と断言 していたのです。

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この年、数学の線形代数学の試験で、初めてこの「アスタリス」が導入されました。

何度計算をしなおしても解答にアスタリスが出てくることに、私を含め受験中の受験生 達全員がパニックに陥ったのは言うまでもありません。

私が必死で解答をやりなおしていると、試験官が私の解答用紙を覗きこみ、『ふう』 とため息をつくと、(困ったもんだ)と言わんばかりに、首を振りながら私の席の後ろ に歩いて行きました。

この何気ない試験官の振る舞いに、私はさらに酷い動揺に陥ってしまいます。

私は何度も消しゴムでマークシートの解答を消し去り、必死の形相で試験問題にとり かかりますが、すでにこの段階で私は冷静さを失ってしまいました。理系の受験生達に とって、数学はまさに得点を稼ぐドル箱でした。満点の200点を獲得することは半ば 作戦の中に入っているのです。

私はその問題で予定の時間を必要以上に使い、ドル箱の数学で惨敗を喫したのは言う までもありません。

今回の一件は、大学入試センタが「アスタリスは決して使われない。」と言う迷信を 打ち破るための新たな試みであったことは言うまでもありません。しかし、私は大声で 言いたいのです。

『それを何故私の受験の年に実施するんだ〜!!』

去年の試験でやっていたら、今年の受験生達はパニックに陥ることはなかったでしょ う。来年の試験なら、私はその事実すら知らずに大学生活を送っていたことでしょう。 たとえ逆恨みと言われようと、私は大学入試センタを許すことが出来ませんでした。
  しかし、それ以上に許せない奴。

試験官、お前だ〜!!お前は試験を公平に実施するための審判だろうが!受験生を不 要に動揺させてどうする!!お前だ!お前が俺の大切な大切な得点を奪いとったのだ。 断じて許さん!!

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もう既に10年も昔の話です。今の私はあの頃の受験生の日々を懐かしく思い浮かべ ながら・・・浮かべながら、・・・しかし、私は決して許さないでしょう、あの試験官 を。

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既に述べましたが、共通一次試験は、試験を受ける会場から席順まで「あいうえお順 」で決められていましたので、私の教室は「え」で始まる名前の人が集まっていました 。ですから、昼休みの時、私の前の席の人の受験票に『江端』と書かれていたのを見つ けたときは、本当に感動したものです。

ところで、

私の属する江端一族は、正月や盆になると本家に集まるという、核家族主流のこの時 代には珍しい一族です。愛知県武豊(たけとよ)市に本家を有する我が一族は、インテ リジェンスや高貴な身分という範疇からは程遠いのですが、面白いネタを山ほど持って いるようです(実際、一冊の本になるくらいのネタはあると思う。)今度、本腰いれて 取材してみようかな、と思っています。

閑話休題。

しかし、私の前の席の「江端さん」には、私は一度も会ったことがありません。
愛知県で、私の知らない『江端』がいた!しかも同じ年齢!!

私は同じ『江端』と言う名前を持つ彼に不思議な同志意識を感じました。それで、ついつい彼に話しかけていたのです。

かれは怪訝そうな顔で無言で私の顔を見つめているだけでした。私は最初から、彼 もこの受験会場で同志『江端』を見つければ喜ぶに違いないと、勝手に決めつけていま したので、私は彼のリアクションにはとてもがっかりしてしまいました。

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昼休みが終わると再び試験が再開されます。

午後は、国語、社会、理科の試験が行われます。私は選択科目として、社会では「倫 社」「日本史」を、理科では「物理」「化学」を選択しました。そして「悪夢の共通一 次試験」は、理科の試験の受験後に、ついにその姿を見せることになるのです。

私にとっては全般的に調子の悪かった共通一次試験でしたが、最後の試験である「理 科」の試験で、「やめ!」の号令がかかった時には、私は精魂付き果てたと言う感じで ぐったりしていました。

私は、(結果はどうであれ、取り敢えず終わった〜)と魂の抜け殻の様になったまま で、解答用紙を裏返して席に座っていました。そして、試験官が解答用紙を回収して行 くのを無感動に眺めていました。

しかし、私は事もあろうに、受験生にとっては基本中の大基本である、大切なことを すっかり忘れていたのです。

 ------ 氏名、及び受験番号の記入確認

私が、そのことに気がついた時、足元からゆっくりと体全体に冷たいものが上がって くるのを感じました。そして、その冷たさに足が引きちぎられそうな痛みで悲鳴を上げ そうになりました。飲み込むつばが無くなり口の中がからからになり、血液が顔から消 え去っていく音が聞こえてくるようでした。

そうして、茫然とした目でゆっくりと教壇の方を向くと、まさに試験官が答案用紙を まとめて教室から出ていくところでした。

『待ってくれ!!』と今にも叫ぼうとする力と、『答案用紙を確認させてくれるわけ がない』と理性の力が拮抗して、その時の私の動きを石のように固まらせていました。 そして、その僅か数秒の停止の間に、試験官は教室を出て行ってしまったのでした。

(ど、どうしよう・・・)

私は真っ青な顔のまま瞬きもしないで、口を半開きにしたまま凝固して正面をまっす ぐに見ていました。

無記名の答案が採点の対象にならなず、棄権と見なされて零点の扱いをされるのは、 受験の常識です。理科の得点を全て失った私に、2次試験で受験できる大学があるでし ょうか。

(し・・しかし、いくら私がドジでも、無意識にだって名前と受験番号くらいは・・ )と自分を安心させてみようと思いますが、何しろ「この私」のやることです。当時で さえ、私は誰よりも「自分自身」を信用していません。

そして、(確かに私なら、その程度のミス、あたりまえの様にやるだろうな・・・) と、非常に悲観的な結論に達します。

私が気がつかない間に退席の許可が出ていたようで、すでに教室の中には私の他には 数人しか残っていないようでした。(もう既に終わったのだ。何もできることはないの だ。諦めろ。)と自分に言い聞かせてみますが、それと同時に決して楽ではなかった一 年間の受験勉強の日々が思い浮かんで来ます。あんなに苦しかった時間が、こんなつま らない事で全部消え去ることを、私はどうしても受け入れられなかったのです。

(何かできることが、きっとあるはずだ!!!)

何もなければ、答案用紙を収集している場所を襲撃して、全ての答案用紙に火を放つ 、と言うくらいの覚悟だったと思います。

机を向いたままうつむいていた私は、突然、かっ、と目を見開いて正面を見据えると 、大急ぎで荷物をバックに詰め込んで、席を立って走り出しました。一つの闘いを終わ って疲れ果てているけど、ほっとしながら歩いている受験生達の、その巨大な群れをか いくぐって、私は走って走って走りました。

そして、掲示板の前で止まってじっと見据えると、軽くうなずいてから、キャンパス の高台の方向に向かって全力で走り出しました。

試験場の総合センタとなっている教室のドアを開けるや否や、私は大声で叫びました 。

と、即座に次の瞬間、ぴしっ、と頬を叩かれるような、叱咤の声が返って来ました。

「落ち着きなさい!!」

私はどきっとして息を呑みました。そして、少し後ずさりしてしまうと同時に、その 後の台詞を喋れなくなってしまいました。

目の前には、スーツ姿の大きな体格の男の人が立っていました。その人は熊のように 大きい体をして、そして静かな目をしていたと覚えています。

「ゆっくり深呼吸して。」

私はその人に言われたように、ゆっくりと深呼吸を5、6回繰り返しました。そして 、私の気持ちがゆっくりと落ち着いてくる頃を見計らって、その人は少し微笑みながら 私に尋ねたのでした。

「どうしたのですか?」

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私は、事情を説明して、対処して欲しいと懇願しました。その人は、私の名前と受験 番号を聞くと、出来るだけのことはしようと約束してくれました。

「でもね、何も出来ないという公算の方が大きいことを覚えておいてね。」

当時受験生だった私でさえも、その言葉の持つ意味が分かっていました。もし、この ようなことが認められるのであれば、『問3の(4)の解答を書き間違えたから、直した い。』と言うような無茶なお願いも通ることになるからです。

と答えてから、頭を下げて御礼を言い、その教室を後にしたのでありました。

朝のどんよりとした灰色の空からは、とても信じられない美しい夕焼けが広がってい ました。東から西に流れている帯状の雲がうっすらと赤に燃えて、空一杯に綺麗な模様 を描き出していました。

若干の失望と諦めと、そして何より『やれることはやったのだ。』と言うさばけた気 持ちで、私は受験生達がすっかりいなくなった愛知教育大学のキャンパスを、一人歩い て行ったのでありました。

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受験の次の日、予備校の新聞発表の解答を見ながら自己採点をしました。しかし理科 を零点にする勇気はとてもありませんでした。

自己採点の結果を予備校のコンピュータに入力したところ、第一次志望の大学に関し て高い合格率が示されました。私は迷ったのですが、その大学の2次試験の願書を提出 し、受験しました。

落ちました。

2次試験の結果も決して良いものではなかったようなので、不合格の原因を特定する ことはできません。やはり理科の得点が零点だったのか、数学の不調が響いたのか、は たまた2次試験の出来だけが問題だったのか。

私のこの10年間、何度も自分自身に問いかけたこの問いに、答えてくれる人はどこ にもいません。その答えは、大学入試センタのコンピュータデータ管理室に厳重に保管 されているはずの膨大なデータの中に、僅か数キャラクタだけでが記録されているので しょう。

そしてそのデータは、統計解析用の1データとしてのみ利用され、これからも永遠に 私は知ることはできないのでしょう。

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入学試験とは、自分の得点を知る事のできない試験です。私達はその結果を、合格・ 不合格と言う形でしか知る事ができません。合格をした者もそうでない者も、その試験 に至る過程や試験そのものを忘れて生きて行きます。現在の入学試験には、様々な矛盾 や問題点が溢れています。競争社会の基礎原理と言っても過言ではないこの制度に対し て、声を大にして言いたい事もあります。

しかし、私はそのような大局に立った意見ではなく、私が私なりに受けたその試験の 結果を、私の闘いの軌跡を、ただただ純粋に知りたいだけなのです。  
 
お願いです。
誰か教えてください。
 
私はあの答案用紙に、名前と受験番号を記入していたのでしょうか?


Tomoichi Ebata
Sun Feb 4 19:07:50 JST 1996