「貶しかたと誉めかたが両極端」と嫁さんから言われ続けている、江端です。 趣味の問題と言うことは、分かってはいるのですが、先日テレビで放送され た韓国映画「シュリ」に、どっぷりとはまっております。 親戚宅で、半分まで見たところで帰宅したその足で、レンタルビデオ屋に直 行し、深夜1時より家族でレイトショーを敢行しました。 最初の10分のシーンだけで、万札をスクリーンに叩きつけて「持ってけー!」 と叫びたいくらいよかった(と言うか、このシーンで映画が終わっても、私は 文句を言わずに帰宅しただろう)。このシーンだけのレビューはすでに10回を 越えております。 いや、本当に映画館で見たかった。 米国赴任を後悔した、初めてケースです(米国でも公開していたのかな?) で、こぼれ話メーリングリストの管理人としては、この映画で語りたいので すが、ネタバレが気が引けるので、このネタの公開に最低2週間の猶予を作り ます。 南北問題を「知っている」人は、見ることを強くお勧めします。 ----- ま、それはさておき。 今日は、在日米軍の某アメリカ人に英会話の授業を受けにいってきたのです が、(私が金を払っているクラスで)あまり阿呆なことを喚きまくっていやがっ たんで、ぶち切れているところです。 しかり、 ----- 2000年前に書かれた聖書の中に、イスラエルのパレスチナ攻撃 の話が記載されていた ----- 「天空の龍が火を吹く」という一節は、アパッチ(ヘリコプター) が空爆をしていることを示している・・・ e.t.c, e.t.c. と言う話が延々、40分。 はっきり言って、 馬鹿 ですね、こいつは。 9月11日以後の事件以来、米国人のキリスト教への傾倒は凄いと言われてい ますし、そのこと自体は別に悪いことではないのですが、この手の話に関して、 少なくとも我々以上の世代は、1975年に登場し、日本人を恐怖のどん底に突き 落した、あの奇書 「ノストラダムスの大予言」 で、我々日本人は、「『聖書』と『歴史的事件』の強制的リンク」に関して、 徹底した教訓を得ているのです。 事件が終わった後なら、何とでもこじつけできる 事件が起きる前なら、どんな解釈でもできる ----- 恐怖の大王は、ついにやってきませんでした。 1999年にやってきたのは、「恐怖の上司」と「恐怖の通産省補正予算プロジェ クト」くらいなものです。 在日米軍の中には、その一部(極一部と信じたい)に、教養と知性に問題のあ る面々があるようです。 在日米軍がどれだけあてになるのかわかりませんが、私が今日申し上げたい ことは、以下の通りです。 国防は、自分の頭でしっかり考えましょう