江端です。 皆さんの調査報告より、大体の概要が捕めました。 ポイントは、「スターリングエンジン」と言うところでしょうが、これは、 176年も前に発明された外燃機関のようです。 http://www.edu.pref.ibaraki.jp/center/zyouhou/sozai_db/gijyutu/2/en01.htm 日本大学でも、このエンジンの試作が行なわれているようです。 http://jenny.mes.titech.ac.jp/jshinozu/Engine/engine_j.html#stirling 疑問は2つ (1)温度差を発生させる(数百度)メカニズムを、汎用的な移動体に組みこめる のか? (2)もしこの燃料としてガソリンを使うのであれば、絶対にガソリンエンジン の方が効率が良いと思う。 熱エネルギーなんぞ、エントロピーがでかい は、エネルギー保存方法がないは、とにかくロークオリティなエネルギー ですからね。 ここから推測できる事項は以下の通り。 (1)体を上下左右に動かしたりする運動エネルギーを使うのだろうか。もしそ うであれば、おそらく100mを歩くエネルギーで、30cmほど進む汎用移動体 は作成可能かもしれない。 (2)もしかして、重さ2kgくらいのモバイルなパーソナルユースの核融合炉を実 装した汎用移動体かもしれない。 もしそうなら、コンビニエンスストアでミネラルウォータと重水素(はちょっ と手に入りにくいかもしれないが)を買えば、5万年位は動き続けるだろう。 (3)(2)のようなエンジンであれば、エンジンにトラブルが発生した時には、半 径100km程度の範囲は一瞬に消滅(蒸発)、500kmの全ての建物は全部倒壊、 そして、その事故の起った国の歴史は、事実上幕を降ろすことになるだろ う。 以上