井上です＠こんばんわ。

In[kobore 1477] Mr.Ebata's Small Talk(Leaving Alone for Work ）で、
EBATA Tomoichi, ebata@sdl.hitachi.co.jpさんwrote：


（略します）
>江端　：「・・・地域差かなぁ。九州の人って皆あんな風？」
>嫁さん：「九州は関係ないと思う。どこにいてもケースバイケースね。そう
>　　　　　いう人もいるし、そうでない人もいるし。」
>
>　九州出身の嫁さんは、ちょっと考えた後で応えました。

私も母が大分（安心院／あじむ）出身、父は福岡（直方／のうがた）出身、
私自身は佐賀（多久）生まれ東京育ち、です。(^_^)

何カ月か前、工学系の大学院を出るまでずっと福岡にいた父方の仲良しの
イトコが、３５歳にして結婚しました。（ヨメさんは私達夫婦の実質上の
仲人の一人娘。・・私がくっつけたんですが。）

今はやりのジミ婚を実行して、仲人ナシ。山の中の小さなレストランに神主
さんを呼んで結婚式、続く披露宴にはお互い会社関係は２〜３人、その他は
５人位の友人と親族だけで、怒りを感じるような挨拶などは一切なく（彼の
手がけているプロジェクトは・・という説明だけ。聞いていてもよくわから
なかったが）、友人達のしみじみした心からの祝辞や爆笑ものの一人コント
など、実に気分の良い楽しい結婚式でした。

イトコは長男だもんで、仲人を立てないことについて福岡側から異議があっ
たらしいですが、自分達で考え、自分達のしたい結婚式を行った二人に、
『影の仕掛け人』として、非常に満足しました。

しかし、私は今、母や父方の福岡の親族から、やいのやいの言われています。

>江端　：「夫婦の有り様だって、何通りだってあるわな。例えば、一日中寝
>　　　　　ていた嫁さんに、クタクタに疲れて帰ってきた旦那が嫁さんのた
>　　　　　めに夕飯を作って上げるのもよし・・・。」
>嫁さん：「うん！うん！！」
（ちょい略）

いわば、彼等がこんな風な生活をしているから、という理由なのです。
とにかく、それとなくイトコの様子をさぐってくれ！、と。

母が、福岡の親族の心配を代表して言います・・・

『　福岡の両親は、結婚式の前日になって初めて息子のヨメさんとなる人に
　会った、というのが、そもそも気になっていた。
　新婚旅行は、二人で一緒にパリへ行ったのだが、パリではほとんど別行動
　だったらしい。ケンカしたのじゃなくて、お互い見たいものや興味が違う
　から、という理由で。
　新婚旅行から帰っても、両親に電話一本しない。無事に帰ってきたのか、
　生活始めたのか全くわからなかった。たまりかねて、東京に出張した親戚
　に新居を訪ねさせれば、彼が一人で引っ越しのダンボールを開けたり掃除
　したりしていて、ヨメさんは友達と映画を観にいっているという。
　生活を始めて３カ月もしないうちに、ヨメさんは友達と２週間のトルコ旅
　行に出かけた。新婚早々、なんてことだ！
　いったい、二人はどうなっているのか！
　大体、結婚式の当日も、その後だって、今まで向こうのお母さんからは、
　「よろしく」の挨拶さえなかった！　
　あの二人の結婚は、間違いじゃなかったのか！！　』

・・・要約するとこういうことです。
彼が無理して結婚したのじゃないか、なんとか真意を探ってくれ、と。

しかし、私は母に、別な事を聞きました。

　「その、新居に様子見に行った M おじちゃんは、T ちゃんどんな顔してたっ
    て？」

　「顔？　うーん。髪形でも変えたのか、T ちゃん、こんなにハンサムだっ
　　たかな、って思うくらい、なんかキリーッとしとんなさったぁ、って言っ
　　てたけど・・？」　

　「じゃ、何も問題ないじゃない。暗い顔だったら、ちょっとって思うけど。
　　Ｔちゃん、きっと幸せなんだよ。充実してるのだと思う。」

以来、様子さぐれやいのやいの、を『ダイジョーブ！』の一言で、はねつけ
ています。　　　　　　　　　　　　

>嫁さん：「・・・。」
>江端　：「つまり、夫婦で楽しく過ごせれば、みんなO.K.なのだよ。」
>嫁さん：「・・・楽しければいいんだけどねぇ・・・。なんか、暗くなりそ
>　　　　　うな気がする・・。」

どの家庭も夫婦の形は違うし、当人同士がそれで楽しいなら、みんなO.K.、
全てハッピーと私も思います。

＃　でも、新婚旅行から帰って電話無し、とか親から挨拶無し、というのは、
＃　世代のギャップからくる誤解か？、東京と九州の習慣の違いなのか？、
＃　はたまた非常識！と言って差し支えないことなのか？
＃　私には判断できない・・。こういうクールさって、普通なのかな・・・。

『心』や『気持ち』があれば、義務や習慣云々以前に、なんらかの言葉や行動
や態度になるはずで、それがなかったというならば、つまり、そんな気がテン
からなかったということだ、と福岡の T ちゃんの両親が聞いたら泣き出すよう
なことを考えたりもします。

（また略します）
>　私は「単身赴任命令」自体が、人類に対する大きな犯罪行為の一つではな
>いかと疑い出しているのです。

疑わないでください・・・経験者は、確信してください・・・。
私は経験者でもないのに、既に、犯罪である！！　と確信しています。

システム開発やっている主人の兄貴も、独身時代は北海道、結婚してからは
大阪-名古屋-大阪と家族４人を引き連れて転勤を繰り返していますが、コドモ
達が大きくなって中学とかの受験期を迎えると、転勤が「単身赴任」になって
しまうのかな・・・。
そういえばさっきのイトコの T ちゃんも富士通でシステム開発やってるのです
が、転勤があるような事は言ってなかったけど、どうなんだろう・・・。

（またまた略します）
>　だれか、法的にも宗教的にも倫理的にも、あるいは環境問題でも何でも構
>いません。
>
>　この「単身赴任」を非合理化する明確な理論を打ち立てて下さい。
>　勿論、現在停滞党のブレーンで検討を続けておりますが、未だ明確なパラ
>ダイムの構築ができずにいます。
（このあともずっと略します）

主人のいる『特販』の、今は専務になってしまった元親玉は、愛妻家のせいか

　「　駐在先でヨメさんが（精神的に）つぶれる---＞影響を受けてダンナも
　　（精神的に）つぶれる---＞影響が出て仕事が（物理的に）つぶれる　」

という、独自の明確な理論を持っていました。
ですから、その元親玉は、展示会などでヨーロッパに来るたび真っ先に、駐在
員のダンナの方じゃなく、ヨメさん達を集め、日本料理店に一席もうけて激励
してくれたり、ポケットマネーをはたいて「旦那には渡すな」とおこずかいを
くれたりしたものでした。

その理論を流用するとすれば、ヨメさんがつぶれる、どころか、
ヨメさんそのものが奪われている、のだから・・

　「　『単身赴任』を引き受けてヨメさんが奪われる---＞気持ちに打撃を受け
　　てダンナの仕事への集中力も奪われる---＞プロジェクトが深刻な被害を受
　　けて会社の利益が奪われる　」

という説得力あふれる理論が、成り立ちますまいか・・・。
（これって、なに的理論になるのかな）

ヨメさん ＞ 仕事への集中力 ＞ 会社の利益　
のセンで押せば、会社だって、何か策を講じねば！　という気になるのでは。

問題はどうやって、この理論を実証するか、ですね。
それとも、社内に実例を作った方はいないのでしょうか。


ではではでは！