江端さんのひとりごと             「空港爆破」  出社直前の、私と嫁さんの会話。 江端 :「じゃあ、行ってきま〜す。今日は早く帰ってくるよ。」 嫁さん:「あ! お弁当!! また忘れているし・・・・」 江端 :「ごめん、ごめん。もう、絶対忘れないつもりだったんだ      けどなぁ・・(*1)。」 (*1) 先日忘れていった時は、嫁さんが追っかけてきたにも関わらず    私に追いつくことができず、会社に着いたら、「あほー」で始    まる電子メールが到着していた。 江端 :「今度、忘れていったら福岡(嫁さんの実家)に帰っちゃ      う?」 嫁さん:「え!帰っていいの?!」  と、実に嬉しそうに応える嫁さん。 江端 :「だめ!帰ったらあかん!! 羽田への出入り禁止!!      もし、羽田に行ったら、空港ごと爆破するからね。」 嫁さん:「・・・・・・。」 江端 :「ん?」 嫁さん:「どうして、そういう言葉が自然に出てくるかなぁ・・・」 江端 :「?」 嫁さん:「『爆破』」 江端 :「あっ!」 嫁さん:「なんか、恐いなあ。本当に実家に帰っちゃおうかな。」 ---------  今日、私が玄関の扉を開けて出て行く時、嫁さんはいつも言っている 『いってらっしゃい。』ではなく、ぽつりと『バイバイ』とだけ言っ て、扉を閉めました。  今日、家に帰ったら置き手紙があるんじゃないかと思うと、とても 不安な私です。 (本文章は、全文を掲載し内容を一切変更せず著者を明記する限りにおいて、 転載して頂いて構いません。)