江端は「自殺を前提とする社会インフラシステム」について、幾つかの具体案を提示しています。これ以外の具体案をお持ちでしたら、ご記入をお願い致します(省略可)
一部社会通念を変更にして、飛び込み発生から回復までの時間を短くすることは出来ないでしょうか。どんな様態で発生しようと5分ほどで回復するのなら、現状程度の発生率は許容範囲です。「車体のどこにどう当たり巻き込もうと、少なくとも最寄の車庫までは直ちに移動できる車両(そのまま普通に走れるのが理想です)」「(発生前に至る過程を含む)状況のリアルタイム配信を利用した、自殺であることや救急の要否の第三者(AIでも可?)による即時判定」「発生時点での簡便な現場処理(負傷者は安全な位置に移動するだけ。物体には車載のシートを被せる程度)と閑散時間帯までの本格処理の先送り」「『本格処理の先送り』を可能にする法の整備と社会通念の修正」あたりで。
鉄道構内のインテリアや照明で、自殺を思いとどまらせる。
大都市を考えると頷けますが、地方都市ではそのまま流用できないかと考えます。
準備が簡単で発作的に自殺ができる特性からすると、教育現場よりは、思いつく場所=駅での教育が重要。飛びおり自殺の名所に思いとどまらせる立札があるように、飛び込みの名所にも看板やポスターを掲示することが有用。また、飛び込みそうなそぶりの人を周囲の人が引き止める義務があるという意識改革も重要。
鬱病であることは病院での診断(医師による認定)になるでしょうから、鬱病と診断(認定)された時点で交通ICカードの利用を停止する。



切符購入の際には「鉄道の運行業務に支障をきたした場合はあなた、もしくは家族に損害賠償請求等の可能性がありますが宜しいですか?」と確認する。



遺体があっても走行出来る車両を開発すると発表する。現行車両でも可能であれば遺体の処理は終電〜始発間でしか行わない検討を始めると告知する。(→世論「大反対」のシュプレヒコール→鉄道会社「ならお前ら人身事故で遅延しても文句言うなよ」→世論「仕方ないなぁ」)



通話(会話)可能車両と禁止車両に分けて運用する。



”鬱病等やむを得ない事情以外の”自殺者(死ななくともふざけて線路に立ち入ったもの等を含む)の情報開示、損害賠償請求(鉄道会社が訴訟し、遅延証明書を発行した人に一部賠償金を還元する)



アルコール検知で基準値を超えた場合は電車の使用を禁止する。(ICカードに息を吹きかけアルコールが検出されなければ使用可能となる)



手動倍力保護壁の設置。新小岩駅の総武線快速はある種の人に自殺の名所として有名です(ちょっと新小岩行ってくる)。ホームドアが設置されていない現在は警備員が4名配置されているそうです。その人材でガスアシスト等の機能で極力メカ部品を減らした(かつ安易にメンテナスできる構造の)保護壁を動かす。壁全体が自重で開き(壁下降)、手動で閉まる(壁上昇)機構であれば車両ドア位置に左右されない。壁下降のタイミングは重要だが、そもそも壁上昇にある程度時間がかかっても関係ないのであればギア機構だけで安く簡単な壁が開発できるのではないだろうか。まずドアである必要性が感じられない。電気的信号で管理する必要性もなく、そもそも電動でなくても油圧だとか方法はいくらでも…(以下割愛、鉄道事業者様から依頼があれば有償にていくらでも検討します)
・鉄道会社ホームページへ、自殺に関する資料を掲載。

・ホームの柱に、自殺を考える人が相談できるようなサービスの電話番号などが書かれたステッカーを貼っておく

・AIを導入し、自殺者の自殺前の怪しい行動を学習させ、同じ行動をとった人には駅員が声がけする



・死ねる可能性が高いということでの飛び込み自殺だと思うため、飛び込ませないためには、他に手軽に確実に死ねる(楽になる)方法が必要なのかもしれません。結局は、苦悩から逃れられず死にたいと思うわけですから、こういう時のための宗教ではないかと思われ、宗教をタブー視する社会を変える必要があるのでは。
鉄道会社:トイレ付車両の連結もしくは携帯トイレ備蓄の義務化。
可能な場合は人身事故が発生した時点から10分以内に閉鎖区間以外の駅間で折り返し運転を開始する。

事故列車以外の列車は10分以内に最寄りの駅まで移動しドアを開放する。

駅間から移動できない場合は移動可能になるまで踏切を開放する。

複線区間では単線運用が可能なシステムを構築する。

停電でも最寄りの駅まで走行可能なバッテリーを搭載する。
@駅ホームでの自殺志願者を対象とした定期アナウンス(うつ病のスクリーニング的な問診を流して精神科受診を勧める、など)。一日に50回でも100回でも放送してほしい。放送した場合に鉄道事故発生率・自殺率がどう変化するか、すぐに実証実験できそう。しかもコストほぼゼロ。これで1人でも自殺者が減れば、もうけもの。ただし、死をタブー視する人たちからの苦情が殺到することは確実。



A鉄道先頭車両への自動ブレーキ設置の検討。効果は不明。アイデアだけです。検知装置を車両側に設置するか、ホーム側に設置するか、検出方法、感度、など、検討しなければならない項目多数。



B駅構内での禁止事項の掲示に、「自殺」を書き加える。遺族への損害賠償請求などのペナルティなどを明示することも検討。



安直ですが死ぬ権利,安楽死の提供について考えるべきと思います.今回の考察で飛び込み自殺が非常に苦しいものであると分かりましたが,そうすると現世の苦しみから一層逃げ場がなくなるわけで,救済措置が必要と思います.
私は「鉄道インフラへの提言」である種の憤りを覚えました。

ホームドアの設置推進は駅ホームの幅の都合で設置できない駅がある、遺体が散乱しにくい車両は概ねの車両に排障器がついているのでこれ以上の対策は不可能(東海管内紀勢線のシカをはねても大丈夫なクッションを排障器につければ可能かも知れませんが…)、人身事故の状況のリアルタイム配信なぞグロテスクでモラルを疑う問題。車両内の電話なんてダイヤが乱れていたら当然のようにしている、1時間以内の旅客の車外解放も"ホームの長さ<電車の長さ"ではドアが開けれない。苦情受付コールセンターは(人身事故に主体を置いたモノではないにしろ)もう存在しています。自殺者情報に関してはプライバシーの観点からおそらく不可能でしょう。



利用者向けの提言では(3)の事前準備がうーんってところでしょう。切符なりICカードなりで入場しフラッと乗れるのが列車の利点のはずです。

(4)の「自力で車外に脱出」に関してはこの項目ごと削除していただきたいと声を大にして言いたい。第二の三河島事故を起こす気ですか。ふざけるな。

(5)の受忍限度1時間に関しても、「鉄道事業者の不作為」には疑問を呈したいところです。「動かしたくても動かせない」ということも(主に警察の現場検証が長引いた場合)あります。それを不作為とするのはあまりにもひどいと考えます。
鉄道インフラシステムと鉄道利用者双方への提言案

高速で通り過ぎる車両を危険とも思わず、乗客が車両の近くに並んで待っている状況ではみんなで飛び込みのハードルを下げている状況です。

鉄道インフラ側はホームドア設置か乗客と車両の距離確保をすべきで、乗客側は走っている車両に今より遠ざかる意識が必要と思います。

(自動車への飛び込みが少ない・工場内での事故が昔よりは減っているのがヒントになろうかと思います)



鉄道インフラシステムへの提言案

乗客の電車外への解放:15分程度とする

自殺の場合復旧まで時間を要するのが明らかなので、可及的速やかに15分くらいをめどに解放すべきと思います。



政策、教育担当者への提言案

ティーンエイジャーへ凄惨な状況と苦痛と絶望をきっちりと伝えるというのはさほど有効でないと思われます。

それらを鑑みてなお自殺への願望が強くなってしまうものと思われます。

そもそも彼ら彼女らは飛び込んだらどうなるか分からないくらいバカではないでしょう。

それよりは走行中の電車に対する忌避感を持つよう教育した方がよいかと思います。

実際に死ぬかは別として、

死にたい人が集う館(例えは悪いですが、赤ちゃんポストのような所)。

必死に生きている・生きたいと思う人々に対して迷惑とならない逝き方を、インフラで準備して欲しい。
短距離乗車が前提なはずの通勤電車にも全部トイレを設けるのもひとつの手かも知れませんねぇ。

いっそ駅と駅の間を一閉塞にしてしまう(駅間で抑止される列車がなくなる)ってのもありかも知れません。もう輸送力とかどうでもいいのなら。

ネット環境とのおつきあいのおかげで、我々もかなり「ベストエフォート型」というものに慣らされてきています。時間どおりに電車が来なくて当たり前、になる日も近いのかも知れません。