こんにちは、江端です。 猪俣壮一 worte on Fri, 20 Mar 1998 18:29:32 +0900 > 猪俣です。 > | 無能者が無能な命令を発する→無能な命令と知りつつ下の者が殉じる→無能な命令 > |のいくつかが実現する→無能な命令が評価される→無能者はさらに不適切な上とな > |り、磨きのかかった無能な命令が多発する→・・・・ > | > | これを救うのが、停滞主義(のはず)です。 > > なるほど… > 停滞主義を少しだけ好きになりました。 > > ところで「無能」を「有能」、「不適切」を「適切」に入れ替えた循環も停滞主義は > 当然否定するのでしょうね。  (哲学的アポリアは依然として残りますが)否定せねばならないでしょう。  上のものを満足させるために下のものがいると言う状況は、停滞主義では否定され、全ての 人間は「私の為に世界がある」と言う状況を満足させなければならないからです。  停滞主義では、全体主義的な見地から物事を見る必要はなく、あくまで利己主義的な振る舞 いに徹すればそれで良いのですが、たまたま全体を同時多発的に満足するような状況を俯瞰し てみると、上記のテーゼを実現するためには「停滞」以外の手段が有り得ない事が分ると思い ます。  #リプライはギャグベースでよろしく。