江端さんのひとりごと               「忘年会騒動」  忘年会の季節がやってまいりました。  『忘年会をやろう。』と言い出したのが誰だかは忘れましたが、とりあえず 幹事をN氏に立てて一応動き出しました。  ですが、わがままで、自分勝手で、おおよそ協調性と言う概念が欠落してい るメンバだけが集まった仲間です。  予想通り、皆が勝手なことを言い合う「烏合の衆」と化して、一向に意見が 集約する方向には向かっていません。 N氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ そういや、結婚式の2次会って江端のもTさんのも全然やってないねえ。 反省せよ> S S氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 反省はしておりますです。 「しかし」、ROMなひとが多いだけに、一人で突っ走っても....。 #村八分になった気分で寂しい。 N氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  幹事とは孤独なもの。  その代償として、特権が保証されている事を忘れぬよう。  提案もせずに、幹事の選択した店が狭いだ遠いだ汚いだ高いだ不味いだと不 平を言う輩は、一時的に基本的人権の制限を受け、幹事による罵倒、殴打、果 ては電気アンマまで甘受せねばならぬと日本国憲法にあるのは周知の通りであ る。  最近、ある幹事により撲殺された被害者の遺族が、高裁の幹事無罪という判 決に承服しかねて上告したが、最高裁はこれを棄却したという事件がマスコミ を賑わしておるが、現状の世論が規制緩和、行政改革、ルーズソックスの禁止、 そして幹事の更なる特権強化を指向する特別法の立法に流れている以上、当然 の事と言えよう。  で、結局私の言いたい事は、誰かいい店を知らないか、という事に尽きる訳 であります。 A氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 昨日嫁さんに「飲み会に行かない ?」って聞いたら、財政破綻のおそれを指 摘されてしまいました。普段の生活費に比べると飲み代ってケタ違いに高いで すからねー。おまけに二人で参加すると倍かかる... # 果たしてこの忘年会・新年会シーズンを乗り切ることができるのか ? というわけで、夫婦割引あるいは女性割引が適用されないと、二人揃っての 参加は難しいものがあります。 N氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ うーむ、それは・・・ (1)A氏奥さんだけを割引にすると、江端氏が「なぜうちの嫁はんには適    用されんのか!」とクレームをつける (2)江端氏の奥さんも割引にすると女性は一律割引ではないの?とT嬢    がクレームをつける (3)性別で分類するのは論理的ではない、胃袋の容量で決めるべきである    、と、やや小食なM氏がクレームをつける (4)しかし、胃袋の容量を計測するのは現実的ではないため、とりあえず    体重比例制を提案し、体重の自己申告をさせる (5)最近体重の増えた江端氏が文句を言うが、これは無視。    女性陣は、「自分の体重は軽い」という事を暗に主張したいがため、    表面上はこの制度を歓迎する (6)自己申告は信用できないと考えた私は、忘年会場に体重計を持参。    全員に乗るよう要請するが、一部の参加者により袋叩きにあい、    忘年会は流血の惨事となる ・・・というシナリオになりましょう。 A氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ N氏>(3)性別で分類するのは論理的ではない、胃袋の容量で決める N氏>   べきである、と、やや小食なM氏がクレームをつける (4')胃袋の容量で決めるのは公平の原則に反する。各自の収入に見合っ     た負担をするのが民主主義の大原則であろう、したがって専業主婦 はタダにすべきだと、我田引水の議論をA氏が展開する。 (5')入社一年目だから給料が少ないはずだ、としてS氏が負担軽減を     求めたため、それでは正確を期するため給与明細を忘年会場に持参 しようということになる。 (6')忘年会の席上、いやいや、収入は給与だけではないかも知れない、 などと誰かが言いだし、確定申告書を書くことになって、飲むどこ ろではなくなる。電卓片手に必死に申告用紙に記入する怪しい集団 と化し、周囲から白眼視される。 江端 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ A氏> (4')胃袋の容量で決めるのは公平の原則に反する。各自の収入に  (中略) A氏>     と化し、周囲から白眼視される。 (7) 「受益者負担の原理」こそが、生産階級と非生産階級とのあくなき    闘争関係であると、昔左翼運動をやりながら転向した江端氏が無け無    しのトロツキーニズムの世界革命論を展開。     『全ての労働者に対する飲み代は、労働者によって組織された国家    によって無償で提供されなければならない。』、と言う歪曲化された    スターリニズム一国革命論が飛び出し、「この居酒屋こそが革命の拠    点である!」と言う江端氏に扇動されたMLメンバによって、居酒屋    焼き討ちが実施。     燃え盛る居酒屋を後にし、全員コストフリーで町田を解散する。 (8)「帰りがけの駄賃」とばかりに、メンバの数人が町田の「権力の犬小     屋」町田派出所を襲撃し、返り討ちに遭って、拘留所で公判待ちの     身となる。 N氏 said....  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  あのねえ、面白いのは分かるけど、負担アップの方を真面目に検討して 下さいよ。  まったく、Aといい、江端といい、どうでもいい所に力を込めた文章を 書きおって。  困った奴らだよ・・・。  ---------------------  と言うわけで、忘年会の幹事などを引き受けたN氏の苦悩は、どこまでも続 くのでありました。 (本文章は、全文を掲載し内容を一切変更せず著者を明記する限りにおいて、 転載して頂いて構いません。)